イフジ産業の立会外分売分析

銘柄名 2924】 イフジ産業
市場 東証1部
信用区分 貸借
実施目的 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、当社株式の分布状況改善及び流動性向上を目的とするものであります。

スケジュール

発表日 2020/11/10 (火)
予定期間 2020/11/18 (水) ~ 2020/11/20 (金)
実施日 2020/11/18 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 936 円
分売枚数 3,800 枚 前日終値 802 円
申込上限 5 枚 分売価格 778 円
PER 20.10 倍 割引率 -2.99 %
PBR 1.12 倍 発表日比 -16.88 %

株式情報

発行済株数 8,345,370 株 時価総額 6,493 百万円
浮動株数 1,335,259 株 浮動株総額 1,039 百万円
分売株数 300,000 株 分売総額 233 百万円
前日出来高 340,600 株 出来高/分売数 113.53 %
対株式数比 3.59 % 浮動株比率 16.00 %
対浮動株比 22.47 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板・出来高ともに50枚程度と流動性は低い。

2012年以来8年ぶり3回目の分売実施となっている。

株主構成を眺めると福岡銀行を除くとほぼ個人株主となっており、単純に大株主からの売却目的と見られる。

同日に未定だった通期業績予想を発表しており、売上高-3%だが、営業利益+12%と減益だが堅実な増益を見込む。

年間配当は22円で利回りは2.8%ほど。優待は3,9月権利でたまごギフト券の設定はあるがあまり価値はない。

PER8.84倍、PBR1.05倍の株価水準はやや割安感がある。

株価はあまりボラティリティがなく75日線がサポートになっており、現在は900円近辺で取引されている。

指標的にはバリュー投資家好みの銘柄な雰囲気で潜在的な買い需要はありそうだが、短期より中長期向きに見える。

貸借銘柄ではあるが実施目的からするとあまり株価が下落しすぎると売却主が機嫌を損ねて中止や延期リスクがあるため、空売りが入りづらい可能性が懸念材料としてはある。

あまり短期参加者が多いと上値の重い展開になる可能性があるため、多少の分売価格割れは許容前提の参加としたい。

11/17追記:

発表日より100円以上売り込まれており、分売価格は節目の800円割れで5ヶ月ぶりの安値圏と値頃感がある。

出来高もそれなりに増加しており、ザラ場中の値動きを見ていても800円以下では買い需要が強いように感じる。

指標的な割安感もあるため、下抜けしなければ売りが一巡するまでしばらく放置しておくのも手かもしれない。

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