テノ.ホールディングスの立会外分売分析

銘柄名 7037】 テノ.ホールディングス
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は、本日の開示資料「東京証券取引所市場第一部並びに福岡証券取引所本則市場への上場市場変更承認に関するお知らせ」に記載のとおり、株式会社東京証券取引所及び証券会員制法人福岡証券取引所の承認を受け、2020年11月12日をもちまして、当社株式の上場市場を東京証券取引所マザーズ市場から東京証券取引所市場第一部、福岡証券取引所Q-Board市場から福岡証券取引所本則市場へ市場変更することとなりました。

今回の立会外分売は、市場第一部への市場変更における形式要件を充足することを目的として行うとともに当社株式の分布状況の改善及び流動性向上を目的とするものであります。

スケジュール

発表日 2020/10/30 (金)
予定期間 2020/11/10 (火) ~ 2020/11/11 (水)
実施日 2020/11/10 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,180 円
分売枚数 4,600 枚 前日終値 1,447 円
申込上限 2 枚 分売価格 1,411 円
PER 18.15 倍 割引率 -2.49 %
PBR 4.73 倍 発表日比 19.58 %

株式情報

発行済株数 4,656,900 株 時価総額 6,571 百万円
浮動株数 800,987 株 浮動株総額 1,130 百万円
分売株数 214,300 株 分売総額 302 百万円
前日出来高 183,200 株 出来高/分売数 85.49 %
対株式数比 4.60 % 浮動株比率 17.20 %
対浮動株比 26.75 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板は200枚、出来高は2,000枚程度と流動性は非常に高い。

11月12日付けでの東証1部への市場変更を承認されてお、その形式要件充足のための分売実施となっている。

2020年6月末現在の株主数は1,740名のため、この分売後のみなし株主数であれば問題なく1部基準を充足できる。

今期業績は売上高+8%、営業利益+24%と続伸を見込んでおり、2Q時点の進捗率は58%と堅調に推移している。

年間配当は8.2円で利回りは0.6%ほど。株主優待はない。

PER18.1倍、PBR3.59倍の株価水準は市場平均並み。

株価は600円台から3ヶ月で3倍の1,800円まで上昇していたが、その後は市況悪化を受けて1,200円まで急落している。

信用買残が20万株近くあるため上値でのしこり玉が多そうで、あまり上値には期待できないかもしれない。

前回の分売では安定した利益が確保できた案件で、ほぼ同等の枚数であるため今回も需給的には問題なくこなせそう。

新興銘柄にありがちな指標的な割高感もないため持ち越しはしやすいが、テクニカル的な過熱感は解消しているとは言い難いためもう少し安く値決めがされるとありがたい。

11/9追記:

1部昇格サプライズの影響で発表日から2割近く上昇しており、割引率も前日値上がりより渋いのはいただけない。

とりあえず流動性は高いためある程度の利益は出そうだが、アサックスの後だけに値決めが微妙なため最初からあまり期待はしないようにしておいたほうがいいと思われる。

現状の市況であれば特には問題なく参加方向では良さそうだが、念のため朝の市況と気配は確認しておきたい。

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