カオナビの立会外分売分析

銘柄名 4435】 カオナビ
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社株式の分布状況の改善および流動性向上を図るため

スケジュール

発表日 2020/09/03 (木)
予定期間 2020/09/11 (金) ~ 2020/09/15 (火)
実施日 2020/09/11 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 5,780 円
分売枚数 6,000 枚 前日終値 5,100 円
申込上限 30 枚 分売価格 4,947 円
PER - 倍 割引率 -3.00 %
PBR 57.26 倍 発表日比 -14.41 %

株式情報

発行済株数 11,278,600 株 時価総額 55,795 百万円
浮動株数 439,865 株 浮動株総額 2,176 百万円
分売株数 300,000 株 分売総額 1,484 百万円
前日出来高 185,300 株 出来高/分売数 61.77 %
対株式数比 2.66 % 浮動株比率 3.90 %
対浮動株比 68.20 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板は300枚、出来高1,000枚程度と流動性は高い。

2019年3月に東証マザーズに上場しているが、利益要件や株主数が大幅に未達のため市場変更の可能性はない。

かといって上限が多いため株主数増加目的でもなく、単純に大株主が高値が付いているうちに売却したいだけに思える。

年間配当は無配で株主優待もなく、株主還元策に乏しい。

会社側は通期予想を未定としているため、仮に半期予想の倍の年間利益と仮定すると、多少の誤差はあったとしてもPER396倍、PBR54.4倍の株価水準は著しく割高といえる。

株価は3月にコロナショックの底2,500円付近から上昇基調を続けており、現在は倍近い5,000円台で取引されている。

分売総額17億円規模となるとかなり重く、ちょうど株価帯や株数はかなり雰囲気が近いベースが寄りでは割れてザラバ中に下値を掘ったのと似たような展開になると予想される。

あちらが上限1枚で2割が売れ残ったもののあの結果だとすれば、売れ残りの可能性が低い分より危険性は高い。

いつもの如く値嵩株は売り物が出やすいこともあってリスクの割に合わないこともあり、見送りが無難そう。

9/10追記:

発表日から1割近く下落しての値決めではあるが、節目の5,000円でも株価は高値圏で値ごろ感はない。

出来高はそれなりに増えているものの大半はアルゴの水増しであり、寄りまでの実需による買い板は多くはない。

多少安くはなったが15億円規模の分売はしばらくの需給悪化は必至であり、分売価格を割れるリスクも高い。

裏を読んで参加者が少なければなんとかなる可能性もあるが、余程気配が良くなければ見送り方向が無難そう。

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