オーテックの立会外分売分析
銘柄名 | 【1736】 オーテック |
---|---|
市場 | JASDAQ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況の改善及び流動性向上を図るため。 |
スケジュール
発表日 | 2020/09/02 (水) |
---|---|
予定期間 | 2020/09/10 (木) ~ 2020/09/14 (月) |
実施日 | 2020/09/10 (木) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 2,190 円 |
---|---|---|---|
分売枚数 | 200 枚 | 前日終値 | 2,140 円 |
申込上限 | 2 枚 | 分売価格 | 2,075 円 |
PER | 9.20 倍 | 割引率 | -3.04 % |
PBR | 2.62 倍 | 発表日比 | -5.25 % |
株式情報
発行済株数 | 5,700,000 株 | 時価総額 | 11,828 百万円 |
---|---|---|---|
浮動株数 | 336,300 株 | 浮動株総額 | 698 百万円 |
分売株数 | 20,000 株 | 分売総額 | 42 百万円 |
前日出来高 | 7,900 株 | 出来高/分売数 | 39.50 % |
対株式数比 | 0.35 % | 浮動株比率 | 5.90 % |
対浮動株比 | 5.95 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
---|---|---|---|
評価コメント | 板は20枚、出来高は1桁と流動性は著しく乏しい。 2016年以来4年ぶり4回目の分売実施となっている。 JASDAQにありがちな東証本則市場に市場変更する気のなさそうな会社であり、たった2万株程度をザラバで捌けないため分売で仕方なく捌こうという目論見となっている。 今期業績は売上高-12%、営業利益-26%を見込んでおり、1Q時点での前期比では-47%の減益と会社予想は厳しそう。 年間配当は75円で利回りは3.6%ほど。株主優待はない。 PER9.47倍、PBR0.71倍の株価水準は割安感がある。 株価は飛び飛びであるためチャートの体をなしてないが、概ね2,200円を中心にして±100円くらいで推移している。 さすがに発表日の出来高が0という案件も久々であり、この程度の流動性すらないまま放置しているのに分売で大株主のわがままに付き合わされるのもいかがなものかと思うところ。 最良気配も50円近く離れているため、これでは引けがアップティックかダウンティックかだけでもまったく割引率が異なる案件となりそうで値決め次第とも言える。 ただ指標的にはバリュー株投資家好みの銘柄で意外と潜在的な買い需要は期待できそうなため、短期勝負ではなく中長期の持ち越し前提であればいい押し目かもしれない。 先日の昴でさえなんとかなったことを踏まえると逃げ場はありそうだが、リスクにあった利益は見込めなさそう。 流動性が改善してダウンティックでの値決めかつ十分な割引率であれば打診程度に参加してもいいかもしれない。 9/9追記: 引けにかけて売り込まれており、分売価格は過去5ヶ月の安値以下と値ごろ感のある株価位置になっている。 指標的にも割安感があり、前日にもそれなりに買い板が出ていたことから潜在的な買い需要はあるかもしれない。 板は薄いが流動性は改善しているため、短期では微妙かもしれないが中期的にはどこかで逃げ場はありそう。 どうせ200枚足らずの分売で悩むだけ無駄な案件なので、朝の気配と板を確認した上で打診程度の参加を検討したい。 |