ユニリタの立会外分売分析

銘柄名 3800】 ユニリタ
市場 JASDAQ
信用区分 信用
実施目的 大株主より一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため

スケジュール

発表日 2020/08/24 (月)
予定期間 2020/09/03 (木) ~ 2020/09/10 (木)
実施日 2020/09/03 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,835 円
分売枚数 600 枚 前日終値 1,881 円
申込上限 30 枚 分売価格 1,824 円
PER 92.65 倍 割引率 -3.03 %
PBR 1.16 倍 発表日比 -0.60 %

株式情報

発行済株数 8,500,000 株 時価総額 15,504 百万円
浮動株数 1,700,000 株 浮動株総額 3,101 百万円
分売株数 100,000 株 分売総額 182 百万円
前日出来高 18,800 株 出来高/分売数 18.80 %
対株式数比 1.18 % 浮動株比率 20.00 %
対浮動株比 5.88 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板は150枚、出来高50枚程度と流動性はやや低い。

2020年2月に続き半年ぶり2回目の分売実施となっている。

前回同様に株主構成からして持合株式の売却目的であり、時価総額的に東証1部への市場変更は考えづらい。

今期業績は売上高+0%、営業利益-16%を見込んでいるが、1Q時点では前期比横ばいと想定ほどの悪化はなさそう。

年間配当は66円で利回りは3.6%ほど。株主優待として3月権利でJCBギフトカード2,000円分で総合利回り4.7%ほど。

PER18.5倍、PBR1.26倍の株価水準は市場平均並み。

株価は直近では1,800円付近を底値とした三角持ち合いとなっており、75日線がサポートラインとして意識されている。

前回の分売でも板が薄い割には利益は出たが、それほど儲かるという案件でもなかったので今回も似た展開になりそう。

9月は配当権利月のため一定の下支え効果が期待でき、市況が悪くなければ基本的には参加方向で特に問題なさそう。

前回はタイミング悪く分売後にコロナショックで散々だったが、割高さはないため今回は持ち越しても面白そう。

9/2追記:

発表以降に某所で取り上げられたせいか事前に持ち上がってしまったため、分売価格はさほど値ごろ感はない。

ただ前回でさえも流動性は微妙だったのに意外と買い需要があったことを踏まえるとなんとかなりそうな気もする。

先日のデイトナでさえ前日までスカスカの板だったのに買い板が厚くなっていたところを見ると、指標的な割高感はなく75日線以下の分売価格は一定の投資妙味はありそう。

ただ参加者が多すぎると例によって微妙な展開になりそうなので、朝の市況と気配を確認した上での判断としたい。

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