昴の立会外分売分析
銘柄名 | 【9778】 昴 |
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市場 | JASDAQ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、当社株式の分布状況改善および流動性向上を目的とするものです。 |
スケジュール
発表日 | 2020/08/14 (金) |
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予定期間 | 2020/08/24 (月) ~ 2020/08/27 (木) |
実施日 | 2020/08/24 (月) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 4,685 円 |
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分売枚数 | 400 枚 | 前日終値 | 4,620 円 |
申込上限 | 5 枚 | 分売価格 | 4,482 円 |
PER | 15.86 倍 | 割引率 | -2.99 % |
PBR | 0.71 倍 | 発表日比 | -4.33 % |
株式情報
発行済株数 | 693,576 株 | 時価総額 | 3,109 百万円 |
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浮動株数 | 130,392 株 | 浮動株総額 | 584 百万円 |
分売株数 | 20,000 株 | 分売総額 | 90 百万円 |
前日出来高 | 5,500 株 | 出来高/分売数 | 27.50 % |
対株式数比 | 2.88 % | 浮動株比率 | 18.80 % |
対浮動株比 | 15.34 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 板は20枚、出来高は1桁と流動性に乏しい。 2005年以来15年ぶり2回目の分売実施となっている。 JASDAQにありがちな同族会社であり、株主構成的には東証2部ですら市場変更は困難で単純に売却目的とみられる。 今期から連結決算になっているため単純比較はできないが、コロナによる影響で1Qは前期比増益なものの営業赤字の落ち込み幅が激しく2Qでの黒字転換は厳しいかもしれない。 年間配当は120円で利回りは2.7%ほど。株主優待として2月にクオカード、8月に青森県産りんごの設定がある。 PER15.2倍、PBR0.75倍の株価水準は市場平均並み。 株価はここ2ヶ月は4,600円近辺で推移しているが板が飛び飛びであるためチャートとしては分析しても意味が薄い。 ちょうど8月優待の権利前なため権利日までには浮上する場面はあるかもしれないが、権利落ちは非常に激しい。 流動性に乏しい少量案件ではKVKや三京化成ではいずれも分売価格近辺での寄り付きでほぼ旨味のない案件だった。 リスクが高い割に寄りでの売り物が数枚多いか少ないか次第で結構変わってくるため正確には判断ができない。 この案件で利益が出たとしてもそれは結果論であり、値嵩株で板も薄いため見送りが無難かもしれない。 8/21追記: 板が薄いためザラ場引けとなっており、買い板を基準にすると実質的には2.2%ディスカウントとなっている。 出来高1桁の状態からは脱して多少はマシになっているが、買い板は十分あるとはいい難くリスクは高いといえる。 出来高が近い三京化成では逃げ場はあったが、この価格帯で類似案件はないためどう寄るかは予測できない。 参加者が少なければ浮上するかもしれないため、物好きなチャレンジャーならリスクを承知で突撃してもいいだろうが、リスクに見合った利益が出るとはあまり思えない。 |