イー・ギャランティの立会外分売分析
銘柄名 | 【8771】 イー・ギャランティ |
---|---|
市場 | 東証1部 |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社株式の流動性向上及び株式分布状況の改善を図るため |
スケジュール
発表日 | 2020/07/30 (木) |
---|---|
予定期間 | 2020/08/07 (金) ~ 2020/08/07 (金) |
実施日 | 2020/08/07 (金) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 2,772 円 |
---|---|---|---|
分売枚数 | 20,900 枚 | 前日終値 | 2,270 円 |
申込上限 | 100 枚 | 分売価格 | 2,179 円 |
PER | 50.52 倍 | 割引率 | -4.01 % |
PBR | 10.98 倍 | 発表日比 | -21.39 % |
株式情報
発行済株数 | 42,506,400 株 | 時価総額 | 92,621 百万円 |
---|---|---|---|
浮動株数 | 2,337,852 株 | 浮動株総額 | 5,094 百万円 |
分売株数 | 1,000,000 株 | 分売総額 | 2,179 百万円 |
前日出来高 | 460,900 株 | 出来高/分売数 | 46.09 % |
対株式数比 | 2.35 % | 浮動株比率 | 5.50 % |
対浮動株比 | 42.77 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
---|---|---|---|
評価コメント | 板・出来高ともに500枚以上と流動性は非常に高い。 2018年9月以来2年ぶり5回目の分売実施となっている。 この局面での分売実施の必要性は特になく、短期的に株価が急騰しているため誰もが売りたい状態にあるといえる。 上限1万株で実施日も決め打ちであることからして何が何でも売り抜けたいという強い意向が感じられる。 いくら新型コロナで売掛債権ニーズが増えたとはいっても現在の株価は今後の成長性を折り込みすぎている。 今期業績は売上高+29%、営業利益+10%を見込んでいる。 年間配当は14円で利回りは0.6%ほど。株主優待は3月権利でクオカード1,500円の設定があり総合利回りは1.3%。 PER47.5倍、PBR8.01倍の株価水準は割高感がある。 株価はコロナの影響をほとんど受けておらず、3月頃の1,100円台を底に上昇基調に乗って2倍近くまで高騰している。 流動性は十分にあるものの買い板はそれと比べて十分とは言えないため、分売価格を割れる可能性も否定できない。 先日のサイバーセキュリティクラウドに次いで分売総額27億円は過去ランキングのトップ10入りは確実な状況。 最近の分売総額10億円以上ではベース、Link-U、アセンテック、プロレド・パートナーズいずれを見ても厳しい。 上限100枚では売れ残りで堅調になるという展開も考えづらく、売り物で分売価格近辺での寄り付きとなりそう。 値嵩株はリスクが高いため大株主の嵌め込み先になりたくなければ見送り方向が無難かもしれない。 8/6追記: 発表日から2割近く下落しての値決めとなっており、この状況下で4%という好条件の割引率は評価できる。 買い板はやや心許ないが流動性は向上しているためこれくらいであれば一応なんとか逃げ場はあるかもしれない。 ただ参加者が増えれば値嵩株故にそれはそれで売り物もかなり出ると予想されるため分売価格近辺での寄りか。 過去事例ではベイカレントやエスプールのように売りが一巡するまでは日中は上値の重い展開が予想される。 あくまでも市況がいいことと朝の買い需要がどれだけあるか次第なため、参加に朝の気配確認は必須としたい。 |