フェイスネットワークの立会外分売分析

銘柄名 3489】 フェイスネットワーク
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は、2018年3月16日に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしました。更に、社会的な認知や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東京証券取引所市場第一部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めております。今回の立会外分売は、その形式要件の充足を図るとともに、当社株式の分布状況の改善及び流動性向上を目的として行うものであります。ただし、形式要件の充足を含め何らかの理由で市場第一部の基準を満たさないと判断された場合には、市場第一部への市場変更が認められない可能性があります。

スケジュール

発表日 2020/06/16 (火)
予定期間 2020/06/24 (水) ~ 2020/06/30 (火)
実施日 2020/06/24 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,030 円
分売枚数 100 枚 前日終値 1,162 円
申込上限 6 枚 分売価格 1,138 円
PER 11.00 倍 割引率 -2.07 %
PBR 2.39 倍 発表日比 10.49 %

株式情報

発行済株数 4,980,000 株 時価総額 5,667 百万円
浮動株数 1,040,820 株 浮動株総額 1,184 百万円
分売株数 20,000 株 分売総額 23 百万円
前日出来高 14,600 株 出来高/分売数 73.00 %
対株式数比 0.40 % 浮動株比率 20.90 %
対浮動株比 1.92 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板・出来高ともに100枚程度と流動性はまずまず。

2018年11月以来1年半ぶり2回目の分売となっている。

前回から間が空いたがいまになって2万株足らずの分売を実施するという必要性がいまひとつ理解できない。

株主数や流通株式比率は十分だが、流通株式時価総額がかなり際どいためこれだけの分売では株価次第となってしまう。

一応は市場変更時見込みではあるものの、実際のところは承認条件でさらに分売や売出が必要になるかもしれない。

今期業績はコロナの影響が長期化することも踏まえて売上高-6%、営業利益+1%とほぼ横ばいを想定している。

年間配当は30円で利回りは0.9%ほど。株主優待は3月権利でクオカード3,000円の設定があり総合利回り5.8%ほど。

PER9.16倍、PBR1.21倍の株価水準は形式上は割安にも見えるが市況の影響を受ける不動産業では概ね市場平均並み。

株価は年明けに1,800円台の天井を付けてからは4月に半額になってやっと底を打ち、1,000円前後で推移している。

分売数量はごく僅かなため需給にはほとんど影響も与えず安定した利益の出る案件になりそう。

前回は引けまで持ち越せばかなり利幅の取れる案件だったが果たして今回は売り時がどのあたりになるだろうか。

ただこの株数で配分はまず困難であるためいつものように運試しのつもりくらいでの参加方向としておきたい。

6/23追記;

コーア商事が高く始まったからか安易に値決め日の引けで買い上げる輩がいたため終値が釣り上がっている。

さらにこの状況下で2%という渋い割引率なためまあ利益は出るには出るだろうが当初よりはまったく期待できない。

このような値決めが頻発すると分売の旨味がなくなるため、今後のために安く始まってほしいのが理想的なところ。

参加方向ではよさそうだが枚数的にもどうせ配分もない上に利益も期待できないという無駄骨案件になりそう。

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