シノプスの立会外分売分析

銘柄名 4428】 シノプス
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は、2018年12月に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしました。

更に、社会的な認知や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東京証券取引所市場第一部への市場変更申請について具体的に準備を進めております。

今回の立会外分売は、市場第一部への市場変更に向けて、当社株式の分布状況の改善及び流動性向上を目的として行うものであります。

ただし、何らかの理由で市場第一部の基準を満たさないと判断された場合には、市場第一部への市場変更が認められない可能性があります。

スケジュール

発表日 2020/06/15 (月)
予定期間 2020/06/25 (木) ~ 2020/06/30 (火)
実施日 2020/06/25 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,822 円
分売枚数 2,700 枚 前日終値 2,123 円
申込上限 1 枚 分売価格 2,059 円
PER - 倍 割引率 -3.01 %
PBR 9.58 倍 発表日比 13.01 %

株式情報

発行済株数 6,064,000 株 時価総額 12,486 百万円
浮動株数 636,720 株 浮動株総額 1,311 百万円
分売株数 120,000 株 分売総額 247 百万円
前日出来高 151,000 株 出来高/分売数 125.83 %
対株式数比 1.98 % 浮動株比率 10.50 %
対浮動株比 18.85 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板は150枚、出来高500枚程度と流動性は高い。

2020年3月以来3ヶ月ぶり2回目の分売となっている。

2018年12月に東証マザーズに上場しており、東証1部への市場変更を目的とした分売実施となっている。

2019年12月末現在の株主数は1,085名であり、1部基準の半分以下と程遠いが分売でのみなし株主数では充足はできる。

その他の形式要件については概ね問題なさそうなため、申請さえすれば今年中くらいには承認されるのではないか。

ちょうど今月末が権利日であるためその株主数次第で市場変更申請となりそうだが、銘柄に魅力がなければそれほど株主数は増えない場合が多いため再度分売は必要かもしれない。

年間配当は無配で株主優待もなく、株主還元策に乏しい。

コロナの関係で今期業績予想を取り下げているため以前の数値前提であればPER56.7倍、PBR8.48倍は割高感がある。

株価は1,500-2,300円くらいのレンジで取引されているが、1日の値動きが100円以上もありボラティリティは高い。

とりあえず前回はコロナショックの最中でも利益が出たことを踏まえると株数は増えているがなんとかなりそう。

当日の流動性と株価次第だが基本は参加方向としたい。

6/24追記:

やや釣り上がってはいるが引けにかけて売り込まれており、分売価格は安値以下で割引率3%なら十分といえよう。

流動性もそれなりに向上しているため、これくらいの分売規模であれば需給もそれほど悪化せずになんとかなりそう。

一応朝の気配は確認前提とはしておくが、余程の市況悪化などがない限りは参加方針で問題なさそう。

一方で株価の方向性も上昇基調ではあるものの値動きが荒いため利確タイミングはうまいこと見極めたい。

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