テインの立会外分売分析
銘柄名 | 【7217】 テイン |
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市場 | JASDAQ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況の改善および流動性の向上を図るため。 |
スケジュール
発表日 | 2020/06/09 (火) |
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予定期間 | 2020/06/16 (火) ~ 2020/06/18 (木) |
実施日 | 2020/06/16 (火) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 583 円 |
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分売枚数 | 3,700 枚 | 前日終値 | 593 円 |
申込上限 | 50 枚 | 分売価格 | 572 円 |
PER | 28.06 倍 | 割引率 | -3.54 % |
PBR | 1.02 倍 | 発表日比 | -1.89 % |
株式情報
発行済株数 | 6,625,520 株 | 時価総額 | 3,790 百万円 |
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浮動株数 | 298,148 株 | 浮動株総額 | 171 百万円 |
分売株数 | 162,000 株 | 分売総額 | 93 百万円 |
前日出来高 | 9,600 株 | 出来高/分売数 | 5.93 % |
対株式数比 | 2.45 % | 浮動株比率 | 4.50 % |
対浮動株比 | 54.34 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 板はなんとか2桁、出来高1桁と流動性は著しく乏しい。 2013年以来7年ぶり2回目の分売実施となっている。 典型的なJASDAQにありがちな同族会社であり、東証本則市場への市場変更については可能性は低いと考えられる。 今回も上限株数が多いため株主数目的などではなく単純に大株主からの売却目的の分売だと思われる。 今期業績は売上高-9%、営業利益-31%とコロナによる自動車業界の減産の影響を受けて減収減益を見込んでいる。 年間配当は19円で利回りは3.2%ほど。株主優待はない。 PER9.82倍、PBR0.84倍の株価水準はやや割安感はあるが流動性リスクを加味すると放置されているだけな気もする。 株価は最良気配が離れすぎておりチャートの体をなしてないが、概ね500-600円くらいのレンジにて取引されている。 なお前回の分売では比較的低位株にも関わらず当日高値ですら分売価格を割れておりまったく見せ場がなかった。 流動性リスクに見合う買い材料があるわけでもなく割に合わないため無難に見送り方向を推奨したい。 6/15追記: 単なる大株主からの売却なのに1部昇格目的と勘違いした輩の買い上げでなぜか発表翌日にストップ高を付けている。 多少流動性はマシにはなっているが相変わらず板はスカスカで売りたい価格で売買が成立しない状態といえる。 割安株の範疇ではあるが分売価格以下でいくらでも買えそうであり、リスクを取って分売に参加する意義は薄い。 それに加えてこのタイミングでの市況悪化も踏まえるとおそらく前回のように逃げ場があるかも怪しいかもしれない。 これだけの案件で参加者が逆にどれくらいいるのかが興味深いため、寄りの板と完売するか注視することにしたい。 |