ODKソリューションズの立会外分売分析

銘柄名 3839】 ODKソリューションズ
市場 東証2部
信用区分 貸借
実施目的 当社は、2020年3月に東京証券取引所市場第二部に市場変更いたしましたが、更に社会的な認知度や信用度を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東京証券取引所市場第一部への市場変更申請について具体的に準備を進めております。

今回の立会外分売は、市場第一部への市場変更における形式要件である株主数、流通株式数の充足および当社株式の流動性向上を図ることを目的として行うものであります。

スケジュール

発表日 2020/06/01 (月)
予定期間 2020/06/09 (火) ~ 2020/06/15 (月)
実施日 2020/06/09 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 576 円
分売枚数 1,900 枚 前日終値 624 円
申込上限 1 枚 分売価格 600 円
PER 21.00 倍 割引率 -3.85 %
PBR 1.11 倍 発表日比 4.17 %

株式情報

発行済株数 8,200,000 株 時価総額 4,920 百万円
浮動株数 713,400 株 浮動株総額 428 百万円
分売株数 100,000 株 分売総額 60 百万円
前日出来高 130,400 株 出来高/分売数 130.40 %
対株式数比 1.22 % 浮動株比率 8.70 %
対浮動株比 14.02 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板・出来高ともに200枚程度と流動性は高い。

2020年3月にJASDAQから東証2部に市場変更しており、今期の有報提出をもとに市場変更申請を行うとみられる。

2部経由での1部指定は上場から通算1年の待機期間があるのみであるため、早ければ秋くらいまでには承認されそう。

直近は不明だが、2019年9月末現在の株主数は1,492名であるため、上限1枚の今回の分売で形式要件は充足できる。

ただ現状で時価総額45億円足らずと背伸びをしている感は否めず、今後の株価が490円を下回らない状況は必要か。

今期業績は売上高+7%、営業利益-10%を見込んでいる。

年間配当は10円で利回りは1.7%ほど。株主優待を新設しており、9月権利でクオカード500円で総合利回り2.5%ほど。

PER14.9倍、PBR0.88倍の株価水準はやや割安感がある。

株価はさほどコロナショックの影響は受けておらず、ここ数年は450-550円近辺のレンジで取引されている。

分売数量も少量で貸借銘柄であることから需給面での不安もなく、値幅は少ないが安定した利益が期待できそう。

下値リスクも限定的であるため、口座の片隅で1部指定や優待権利取りまで放置するなどしてもいいかもしれない。

6/8追記:

低位の分売は底堅いこともあって値決め日に買い上げられているが、まだ割引率でカバーできているのは評価できる。

なお、本年より議決権行使優待が導入された旨を招集通知にて発表しており実質的な総合利回りは3.3%程度となる。

節目の600円はここ数日での短期的な底値水準であり、買い板も厚いことから一定の買い需要は期待できそう。

ただ空売りの入りはいまひとつであり、最近の分売は寄り後に軟調になることも多いため売り時は悩ましい。

指標的には割安感があるため放置はしやすいが、短期的に少し過熱感も否めないため程々のタイミングで利確したい。

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