アンビスホールディングスの立会外分売分析
銘柄名 | 【7071】 アンビスホールディングス |
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市場 | JASDAQ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図ることを目的としております。 |
スケジュール
発表日 | 2020/05/11 (月) |
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予定期間 | 2020/05/18 (月) ~ 2020/05/25 (月) |
実施日 | 2020/05/18 (月) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 3,565 円 |
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分売枚数 | 6,600 枚 | 前日終値 | 3,145 円 |
申込上限 | 100 枚 | 分売価格 | 3,082 円 |
PER | 167.34 倍 | 割引率 | -2.00 % |
PBR | 16.77 倍 | 発表日比 | -13.55 % |
株式情報
発行済株数 | 11,217,000 株 | 時価総額 | 34,571 百万円 |
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浮動株数 | - 株 | 浮動株総額 | - 百万円 |
分売株数 | 300,000 株 | 分売総額 | 925 百万円 |
前日出来高 | 112,600 株 | 出来高/分売数 | 37.53 % |
対株式数比 | 2.67 % | 浮動株比率 | - % |
対浮動株比 | - % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに100枚程度と流動性は高くない。 2019年10月に東証JASDAQに上場しているが、社長とその資産管理会社が87.9%も保有しているため流通株式比率はわずか12%足らずしかない状態となっている。 仮に将来的に東証1部に市場変更するにしても最低でもあと200万株程度の分売・売出などしなければならず先は長い。 今期業績は売上高+56%、営業利益+65%の大幅増益を見込んでおり、2Q時点の進捗率も66%程度と上ブレ余地がある。 年間配当は6円で利回りは0.2%ほど。株主優待はない。 PER68.6倍、PBR15.9倍の株価水準は割高感がある。 株価はIPO銘柄の割には3,500±300円くらいの比較的狭いレンジで取引されておりボラティリティは相対的に低い。 特定株(大株主10位以内合計)を除いた概算浮動株は5%弱しかないところに2.7%の分売は需給インパクトは大きい。 4月の直近3件大型分売がすべて微妙だったように、出来高と買い板が薄いのに10億円規模の分売は無理がありそう。 さらに上限株数がないに等しいため薄く広くではなくまとまって配分されやすく値嵩株でもあり売りが出やすい。 分売2日前に2Q決算を発表しており、こちらを好感して分売の値決めが釣り上がるリスクも存在している。 売れ残って想定以上に堅調になるという展開も考えづらく、参加メリットが見当たらないため見送りを推奨したい。 5/15追記: 2Q決算を好感して高値で始まったが需給悪化懸念で年初来安値まで売り込まれ、値ごろ感はあるが2%割引と渋い。 出来高はいくらか増加しているが、買い板はスカスカなままでありこの割引率で支えきれるか微妙なところ。 前述の通り急激に浮動株が増加することによる投げ売りでここから下抜けした場合に底が見えづらい。 確かに業績は好調なものの短期的には需給が勝るとみて、中期塩漬け上等でなければ見送りが無難と思われる。 |