Link-Uの立会外分売分析

銘柄名 4446】 Link-U
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 2019年7月に東京証券取引所マザーズに上場いたしましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東京証券取引所第一部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めております。

今回の立会外分売は、その形式基準の充足を図るとともに、当社株式の分布状況の改善および流動性の向上を図ることを目的として行うものであります。

本立会外分売に関して、当社の主要株主である筆頭株主の松原裕樹及び山田剛史がそれぞれ同数保有する当社株式の一部について売却するものであり、分売予定株式数の分売が完了いたしましたら「主要株主である筆頭株主の異動」は発生いたしませんが、約定結果によっては当社の「主要株主である筆頭株主の異動」が発生する可能性があります。「主要株主である筆頭株主の異動」の発生を認識した場合には、速やかにお知らせいたします。

スケジュール

発表日 2020/04/13 (月)
予定期間 2020/04/24 (金) ~ 2020/04/30 (木)
実施日 2020/04/24 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 2,174 円
分売枚数 3,200 枚 前日終値 2,227 円
申込上限 7 枚 分売価格 2,160 円
PER 231.12 倍 割引率 -3.01 %
PBR 21.99 倍 発表日比 -0.64 %

株式情報

発行済株数 13,666,500 株 時価総額 29,520 百万円
浮動株数 - 株 浮動株総額 - 百万円
分売株数 550,000 株 分売総額 1,188 百万円
前日出来高 36,700 株 出来高/分売数 6.67 %
対株式数比 4.02 % 浮動株比率 - %
対浮動株比 - %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板は300枚、出来高1,000枚程度と流動性は高い。

前回同様に東証1部への市場変更を目的とした分売となっているが、1年ルールを考慮すると最短でも夏頃となる。

前回の分売後でも未達だった流通株式比率については今回の分売後であれば基準の35%は達成できる計算となる。

今期業績は売上高+21%、営業利益+6%を見込んでいるが、2Q時点での進捗率は44%程度とやや物足りない。

年間配当は無配で株主優待もなく株主還元策に乏しい。

PER102倍、PBR19.6倍の株価水準は非常に割高感がある。

株価はコロナショックで1,100円台まで下落してからは1ヶ月足らずで倍の2,200円台まで戻しており過熱感がある。

前回の分売でさえも寄りでは割れていることを踏まえると一時的には同様に分売価格を割り込むリスクが高い。

ただ前回は意外にも売りが一巡してからは買い戻す動きがあり、分売日当日が短期的な底値になっている。

とはいえこの株価では業績の伸びを加味しても買われすぎな状況は否定できず、手を出したくない水準といえる。

いくら新興市場が回復してきたとはいえ12億円規模の分売は荷もたれ感があり、数億円規模のIPOでさえ上場中止が相次ぐ中で以前のように買い手がどれだけいるだろうか。

4/23追記:

発表後も高騰しており実施前日には戻したもの株価位置からすると3%割引ではまったく値ごろ感はない。

板も見てのとおり厚いとはいえず、売買代金1億円も届かないような銘柄で12億円規模の分売は無茶でないか。

東証1部への市場変更目的でもまだ先の話であり、このPER・PBRの株価水準では中長期保有はとてもできない。

短期参加者がほぼ見送っても上限株数を加味すると売り物が限りなく少なくない限りは支えきれると思えない。

仮に割れなくともこの株数では上値の重い展開になることは確かなためリスクに見合わず見送りとしたい。

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