アセンテックの立会外分売分析

銘柄名 3565】 アセンテック
市場 東証1部
信用区分 信用
実施目的 今回の立会外分売は、市場第一部の上場維持基準の形式要件である株主数の充足を図るとともに、株式の流動性向上および株式分布状況の改善を図るものであります。

スケジュール

発表日 2020/04/13 (月)
予定期間 2020/04/21 (火) ~ 2020/04/24 (金)
実施日 2020/04/21 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 3,025 円
分売枚数 6,800 枚 前日終値 3,265 円
申込上限 4 枚 分売価格 3,167 円
PER 243.05 倍 割引率 -3.00 %
PBR 14.66 倍 発表日比 4.69 %

株式情報

発行済株数 6,761,400 株 時価総額 21,413 百万円
浮動株数 - 株 浮動株総額 - 百万円
分売株数 338,000 株 分売総額 1,070 百万円
前日出来高 717,200 株 出来高/分売数 212.19 %
対株式数比 5.00 % 浮動株比率 - %
対浮動株比 - %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板は500枚、出来高は4,000枚程度と流動性は非常に高い。

コロナショックの最中に分売中止した分が多少市況が改善したので前回発表と同様の内容で再度実施となっている。

2019年1月末現在の株主数は1,660名の状態から分売で仮想的に株主数を充足したため1部昇格はできたものの、1月末では2部降格基準以下の1,586名となってしまっている。

その他の要件は前回と変わりないため割愛する。

年間配当は7円で利回りは0.2%ほど。株主優待はない。

PER60.7倍、PBR12.6倍の株価水準は割高感がある。

株価は一時2,000円割れまで売り込まれたものの、テレワーク関連ということで材料株化して3,000円まで戻している。

株主数を増やしたければ優待新設なり魅力的な銘柄にすればいいだけであり、発行済株式の5%もの分売をこの局面でするというのは大株主が単に売り抜けたいようにも見える。

奇しくも株価が上昇してことにより危険な値嵩株領域に入ってしまっているため尚更に手を出しづらい。

前回でさえ売れ残ってやっと寄りは+5円で寄ったことを踏まえるとリスクに見合わず見送り方向が無難そう。

4/20追記:

発表日からさらに高騰してからの値決めとなっているため、3%割引とはいえどもあまり値ごろ感はない。

一方でテレワーク関連の材料株ということで出来高は十分あって買い板は厚いため逃げ場はありそうな気もする。

ただやはりこの価格帯で10億円規模の分売となるとダブルスタンダード、チェンジ、プロレド・パートナーズ(1回目)など同値近辺で寄ってザラバ中に割れるパターンも多い。

新興市場の市況は回復してきているが最後まで需給は読みきれないため、朝の気配次第での判断としたい。

今日のトビラシステムズのように完売しても短期参加者が少なければなんとかなるかもしれないが、一巡するまでは上値は重くあくまでも短期決戦と割り切っておきたい。

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