日本特殊塗料の立会外分売分析

銘柄名 4619】 日本特殊塗料
市場 東証1部
信用区分 貸借
実施目的 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。

スケジュール

発表日 2020/03/19 (木)
予定期間 2020/03/26 (木) ~ 2020/03/30 (月)
実施日 2020/03/26 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 903 円
分売枚数 5,200 枚 前日終値 782 円
申込上限 5 枚 分売価格 759 円
PER 21.09 倍 割引率 -2.94 %
PBR 0.72 倍 発表日比 -15.95 %

株式情報

発行済株数 23,611,200 株 時価総額 17,921 百万円
浮動株数 1,747,229 株 浮動株総額 1,326 百万円
分売株数 292,800 株 分売総額 222 百万円
前日出来高 166,700 株 出来高/分売数 56.93 %
対株式数比 1.24 % 浮動株比率 7.40 %
対浮動株比 16.76 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板は150枚、出来高300枚程度と流動性は普通程度。

既に東証1部で特に分売の必要性もないのにあえてこの暴落の最中に分売発表をしたということは、3月決算等の関係で実施せざるを得ない銀行等の持ち合い株売却とみられる。

今期業績を一転して下方修正しており、売上高-2%、営業利益-6%を見込むものの景気後退で不透明感は強い。

PER6.96倍、PBR0.42倍の株価水準は割安感がある。

年間配当は40円で利回りは5.2%ほど。株主優待はない。

株価は12月頃の1,600円台を天井に下落し続けており、コロナショックで現在は半値以下になってやや戻している。

指標的には割安そうだが、昨今の暴落でそれ以上に割安な銘柄はいくらでもあるため相対的にはそれほど安くない。

平時なら貸借銘柄でまず安泰だが、アセンテックの直後だけに下落しすぎて中止リスクがあって空売りが入りづらい。

そのため参加するにしてもあえてヘッジを入れてその分だけ取りに行く程度に留めておく程度とすることとしたい。

3/25追記:

日経全面高の中に逆行安で売り込まれており、引け際の板を基準にすると実質割引率は5%近く値ごろ感がある。

分売価格は先日の暴落時に付けた安値に次いで過去4年間の最安値付近であって指標的にも十分に買いやすい。

出来高基準では空売りもそれなりに入ってそうだが、証金残ベースでは微妙なのと現時点では先物は引けと比べて大幅安で最終的には市況と当日の気配次第といえる。

通常時なら安泰な案件だが、売り物が出やすいと分売価格を割れる可能性も否定できないだけに警戒して行動したい。

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