大村紙業の立会外分売分析
銘柄名 | 【3953】 大村紙業 |
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市場 | JASDAQ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。 |
スケジュール
発表日 | 2020/02/25 (火) |
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予定期間 | 2020/03/04 (水) ~ 2020/03/06 (金) |
実施日 | 2020/03/04 (水) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 787 円 |
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分売枚数 | 700 枚 | 前日終値 | 674 円 |
申込上限 | 20 枚 | 分売価格 | 654 円 |
PER | 22.03 倍 | 割引率 | -2.97 % |
PBR | 2.73 倍 | 発表日比 | -16.90 % |
株式情報
発行済株数 | 4,884,000 株 | 時価総額 | 3,194 百万円 |
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浮動株数 | 449,328 株 | 浮動株総額 | 294 百万円 |
分売株数 | 119,500 株 | 分売総額 | 78 百万円 |
前日出来高 | 7,000 株 | 出来高/分売数 | 5.86 % |
対株式数比 | 2.45 % | 浮動株比率 | 9.20 % |
対浮動株比 | 26.60 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
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評価コメント | 板は100枚、出来高は50枚程度と流動性は低い。 分売目的のとおり大株主である創業家一族または銀行からの売却となっており、典型的な同族会社であるため東証の本則市場への市場変更の可能性については要件的に考えづらい。 今期業績は売上高+4%、営業利益+13%を見込んでおり、3Q時点の進捗率は108%とすでに通期予想を超過しているものの業績予想は据え置きなため上ブレ余地は十分にある。 年間配当は10円で利回りは1.5%ほど。株主優待はない。 PER22.9倍、PBR0.60倍の株価水準は業績がいまひとつなため割安な水準で放置されているだけのように見える。 株価は750-950円で取引されているが、最近の急騰は連想買いで材料株化しているだけのため逃げ遅れたしこり玉が残っているとすれば当面の上値は重いかもしれない。 最近の板がスカスカな分売案件よりは多少マシなため、もう少し流動性が改善すれば捌ききれそうな気はする。 値決めの状況と当日の板を見て判断することにしたい。 3/3追記: コロナショックの影響で発表日からは100円近く下落しており、分売価格は過去2年の安値以下と値ごろ感はある。 さすがに下値リスクは限定的なため参加はしやすいが、現状でも出来高は十分とは言い難く買い板も心許ないため利益が出たとしても利幅にはあまり期待できない。 現在では先物は上げているが、言わずもがな市況次第としか言いようがないため朝の市況と気配を確認したい。 |