互応化学工業の立会外分売分析
銘柄名 | 【4962】 互応化学工業 |
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市場 | 東証2部 |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 一定数量の売却意向があり当社として検討した結果、立会外分売により当社株式の分布状況の改善および流動性の向上を図ることが適切と考えたため |
スケジュール
発表日 | 2020/02/17 (月) |
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予定期間 | 2020/02/25 (火) ~ 2020/02/28 (金) |
実施日 | 2020/02/25 (火) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,244 円 |
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分売枚数 | 700 枚 | 前日終値 | 1,219 円 |
申込上限 | 10 枚 | 分売価格 | 1,177 円 |
PER | 70.47 倍 | 割引率 | -3.45 % |
PBR | 1.48 倍 | 発表日比 | -5.39 % |
株式情報
発行済株数 | 6,992,000 株 | 時価総額 | 8,230 百万円 |
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浮動株数 | 377,568 株 | 浮動株総額 | 444 百万円 |
分売株数 | 102,000 株 | 分売総額 | 120 百万円 |
前日出来高 | 200 株 | 出来高/分売数 | 0.20 % |
対株式数比 | 1.46 % | 浮動株比率 | 5.40 % |
対浮動株比 | 27.02 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに10枚程度で流動性に乏しい。 株主構成を見る限りでは銀行・取引先のような持ち合い株式がほとんどであり、昨今の資本効率化の流れから大株主からが売却しようとして分売実施になったものと考えられる。 これだけ流動性がないのはほとんどが固定株で占められてしまっているためある意味では仕方ない状況といえる。 なお、時価総額や株主数は言わずもがな大幅に未達過ぎて東証1部への指定替えについては全く考えられない。 今期業績は売上高-1%、営業利益+5%を見込んでおり、3Q時点での進捗率は76%とほぼ進捗通り推移している。 年間配当は35円で利回りは3.0%ほど。株主優待はない。 PER31.0倍、PBR0.53倍の株価水準はPBRは割安感がある。 株価は板が薄すぎるためチャートの体をなしてないが、概ね1,300円を中心とした価格帯で取引がされている。 現預金-負債>時価総額のキャッシュリッチ企業でバリュー投資家好みではあるが、ここ数年で営業利益が半減してしまっている状況下では銘柄としての魅力にはいまひとつ。 放置しておけばいずれ戻すかも知れないが、これだけ流動性がない銘柄だと売るに売れない流動性リスクがあるため短期目的であれば分売は見送りが無難かもしれない。 2/21追記: 出来高はまったく増えておらず、発表から少しだけ売られて下値での値決めだけはマシだか買い板は薄いまま。 分売価格は昨年の年初来安値付近なのはいいが、これだけ浮動株が急に増えれば需給が悪化しそう。 先日のKVKと流動性は大して変わらないのに4倍の分売数量が捌けるとは思えないため見送り方向を基本としたい。 |