ピックルスコーポレーションの立会外分売分析
銘柄名 | 【2925】 ピックルスコーポレーション |
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市場 | 東証1部 |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社株式の流動性の向上及び株主数の増加を図るため。 |
スケジュール
発表日 | 2020/02/17 (月) |
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予定期間 | 2020/02/25 (火) ~ 2020/02/28 (金) |
実施日 | 2020/02/25 (火) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 2,787 円 |
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分売枚数 | 5,100 枚 | 前日終値 | 2,475 円 |
申込上限 | 1 枚 | 分売価格 | 2,400 円 |
PER | 16.72 倍 | 割引率 | -3.03 % |
PBR | 3.41 倍 | 発表日比 | -13.89 % |
株式情報
発行済株数 | 6,398,000 株 | 時価総額 | 15,355 百万円 |
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浮動株数 | 831,740 株 | 浮動株総額 | 1,996 百万円 |
分売株数 | 300,000 株 | 分売総額 | 720 百万円 |
前日出来高 | 333,000 株 | 出来高/分売数 | 111.00 % |
対株式数比 | 4.69 % | 浮動株比率 | 13.00 % |
対浮動株比 | 36.07 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
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評価コメント | 板は200枚、出来高400枚程度と流動性は高い。 2019年2月以来1年ぶり3回目の分売実施となっている。 2019年2月末現在の株主数は2,320名で、直近株主数は不明だがその後に優待を新設し、この時期に分売実施を踏まえると前回同様に株主数増加目的であると考えられる。 ただ2部降格猶予期間入りしているわけでもないのに株主数増加目的にしては数量が多く換金売り目的にも見える。 株主構成を見る限りでは売却可能なのは筆頭株主で127万株を保有する親会社の東海漬物だけしか該当しない。 今期業績は売上高+5%、営業利益+31%を見込んでおり、3Q時点での進捗率は85%と好調で上ブレ余地もある。 年間配当は30円で利回りは1.2%ほど。株主優待として2月権利で1,500円相当の自社グループ商品セットがある。 PER11.7倍、PBR1.30倍の株価水準は少し割安感がある。 株価は2,600-2,900円くらいのレンジで取引されており、10年近くかけて上下しつつも10倍になっているためどちらかというと長期投資向けには良さそうな銘柄な気もする。 前回の分売はごく少量のため堅調だったが、さすがに発行済株式の5%弱となると上値が重そうな気もする。 もう少し流動性が向上してからでないと短期的には微妙そうな気もするため値決めまで様子見としたい。 2/21追記: 発表日から1割近く売り込まれており、前日に大陰線の安値引けにも関わらず割引率はしっかりあるのは評価できる。 買い板は心許ないが出来高もかなり増加したため、一般信用の空売りはそこそこはいっているものと思われる。 ただ分売数量が多いのと値嵩株は売り物が出やすいため、参加方向だが当日朝の気配を確認した上で判断したい。 指標的には十分中期的にも買える水準にあるため放置すれば戻しそうな気もするが、ここから下抜けをすると底が見えないため2月優待権利を持ち越して塩漬け株の優待で漬物をもらう事態にならないように注意したい。 2/24追記: 現時点での先物は-1,000を超える下落となっており、明日もこのままであれば投げ売りが出やすくなりそう。 このようなときはファンダ・テクニカル関係なく需給で売られやすくなるため、当初の需給通りにはいかず分売価格を割れる可能性も十分ありえる。 一部参加見送りもしくは利が出ても早めに利確したい。 |