ステムリムの立会外分売分析
| 銘柄名 | 【4599】 ステムリム | 
|---|---|
| 市場 | 東証マザーズ | 
| 信用区分 | 信用 | 
| 実施目的 | 一定数量の売却意向があり当社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。 | 
スケジュール
| 発表日 | 2020/02/03 (月) | 
|---|---|
| 予定期間 | 2020/02/14 (金) ~ 2020/02/18 (火) | 
| 実施日 | 2020/02/14 (金) | 
分売情報
| 単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 857 円 | 
|---|---|---|---|
| 分売枚数 | 28,100 枚 | 前日終値 | 766 円 | 
| 申込上限 | 100 枚 | 分売価格 | 744 円 | 
| PER | -47.66 倍 | 割引率 | -2.87 % | 
| PBR | 12.95 倍 | 発表日比 | -13.19 % | 
株式情報
| 発行済株数 | 52,654,800 株 | 時価総額 | 39,175 百万円 | 
|---|---|---|---|
| 浮動株数 | - 株 | 浮動株総額 | - 百万円 | 
| 分売株数 | 1,700,000 株 | 分売総額 | 1,265 百万円 | 
| 前日出来高 | 1,065,800 株 | 出来高/分売数 | 62.69 % | 
| 対株式数比 | 3.23 % | 浮動株比率 | - % | 
| 対浮動株比 | - % | 
参加評価
| 分売評価 | D | ||
|---|---|---|---|
| 評価コメント | 板・出来高ともに1,000枚程度と流動性は非常に高い。 2019年8月に上場しているバイオベンチャーだが、想定価格から大幅に下振れした仮条件1,000-1,700円の下限で公募価格が決定し、なおかつ公募割れした曰く付き案件。 ちょうど上場から180日のロックアップが2月5日で外れることもあり、行使価格2円とタダ同然のストックオプション324万株の行使期限が3月28日に迫っている事情もありそう。 あまりに上場時に需要がなく売出株数が240万株から30万株になったこともあってか、上場時に売却し損ねた大株主が値がつくうちに売り逃げようという魂胆が垣間見える。 バイオベンチャーのためPERはマイナスのため評価不可。 PBR14.6倍の株価水準は割高といえる。 株価は上場時から一時公募価格を上回ったが、現在では800-1,000円と公募価格以下のレンジで推移している。 類似案件としてJASDAQ外国部で同じくバイオのメディシノバ・インクが2回とも同値で寄っている例が参考になる。 流動性はそこそこあるが分売株数があまりにも多すぎるため、直近のイグニス、Link-Uと同じ展開になりそう。 上限枚数が100枚のためまず売り切れの線も考えられず、よくて同値近辺で手数料負けがいいとこだと考えられる。 需給だけでなく銘柄としての保有リスクの方が大きい銘柄であり、分売目的も加味して見送り方向を推奨したい。 2/13追記: 発表から100円近く売り込まれているため見た感じでは値ごろ感はあるようにみえるがやはり需給悪化は懸念材料。 上限10枚ではまず売れ残りは考えづらいため売りが一巡するまでは分売価格近辺を割れる可能性も高い。 類似案件として1年前のUSEN-NEXTが15,000枚の同価格帯で寄りは7円割れて始まっているため雰囲気は近い。 同日付けで再生誘導医学協働研究所開設のIRが出ているが、これも分売を完売させるための目的を感じる。 この銘柄で利益が出たところでそれは結果論であり、分売意図が不誠実な案件は関わらないようにしたい。 | ||

