Link-Uの立会外分売分析

銘柄名 4446】 Link-U
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 2019年7月に東京証券取引所マザーズに上場いたしましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東京証券取引所第一部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めております。

今回の立会外分売は、その形式基準の充足を図るとともに、当社株式の分布状況の改善および流動性の向上を図ることを目的として行うものであります。

スケジュール

発表日 2020/01/21 (火)
予定期間 2020/01/29 (水) ~ 2020/02/04 (火)
実施日 2020/01/29 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 2,201 円
分売枚数 12,200 枚 前日終値 1,841 円
申込上限 5 枚 分売価格 1,785 円
PER 210.10 倍 割引率 -3.04 %
PBR 134.77 倍 発表日比 -18.90 %

株式情報

発行済株数 13,627,500 株 時価総額 24,325 百万円
浮動株数 - 株 浮動株総額 - 百万円
分売株数 592,800 株 分売総額 1,058 百万円
前日出来高 84,000 株 出来高/分売数 14.17 %
対株式数比 4.35 % 浮動株比率 - %
対浮動株比 - %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

2019年7月に東証マザーズに上場しており、東証1部への市場変更を目的とした分売実施となっている。

1月15日基準にて1:3の株式分割を実施している。

2019年7月末現在の株主数は1,254名であり、ちょうど分売日が1月権利日となるため株主数増加目的とみられる。

上場から180日が経過したことで社長とCTOのロックアップが解除されるためこのタイミングでの実施になっている。

ただ分売後でも流通株式比率は31.2%程度のため、1部申請にはもう1度同規模の分売が必要になってきそう。

今期業績は売上高+21%、営業利益+6%を見込んでいるが、先行投資などで1Q時点の進捗率は14%と芳しくない。

年間配当は無配で株主優待もなく株主還元策に乏しい。

PER84.0倍、PBR16.2倍の株価水準は非常に割高感がある。

株価は上場後の急騰が落ち着いて10月に1,100円の最安値を付けてからは上昇基調になっており、直近では2倍近くの2,000円台まで上昇しており値動きのボラティリティは高い。

29日はリックソフトの実施日と同日となったことで共に値嵩で合計分売総額20億円規模となり配分はされやすそう。

これによって参加者が限定され売り物が出にくくなるのか、逆に配分が多く売り物が出やすいのかは読めない。

指標的な割高感と株価の急騰状況からハイリスクな案件で13億円規模の分売は捌ききれない可能性がある。

どちらかというと見送り方向が無難かもしれない。

1/28追記:

発表日から15%近くは売り込まれているものの、ザラ場中の板を見ると買い板は薄く流動性は十分とは言い難い。

直近で急騰しすぎからの反落局面で節目の25日線を下回ってしまっており、まだ一段安の可能性も十分ある。

特にここ数日の新興市場も含む市況下落で買い手の市場心理悪化もあるため基本的には見送り方向としたい。

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