ピーバンドットコムの立会外分売分析

銘柄名 3559】 ピーバンドットコム
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は、本日の開示資料「東京証券取引所第一部への上場市場変更承認に関するお知らせ」に記載のとおり、東京証券取引所マザーズ市場から同取引所市場第一市場へ変更することになりました。

今回の立会外分売は、市場第一部への市場変更における形式要件(株主数)の充足を図るとともに当社株式の分布状況の改善および流動性の向上を図ることを目的として行うものです。

スケジュール

発表日 2019/12/18 (水)
予定期間 2019/12/26 (木) ~ 2019/12/26 (木)
実施日 2019/12/26 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,333 円
分売枚数 1,500 枚 前日終値 1,642 円
申込上限 2 枚 分売価格 1,592 円
PER 52.29 倍 割引率 -3.05 %
PBR 17.34 倍 発表日比 19.43 %

株式情報

発行済株数 4,496,806 株 時価総額 7,159 百万円
浮動株数 1,227,628 株 浮動株総額 1,954 百万円
分売株数 125,000 株 分売総額 199 百万円
前日出来高 435,700 株 出来高/分売数 348.56 %
対株式数比 2.78 % 浮動株比率 27.30 %
対浮動株比 10.18 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板は400枚、出来高は500枚以上と流動性は高い。

2019年8月以来4ヶ月ぶり3回目の分売実施となっている。

分売目的のとおり12月27日付けでの東証1部指定替えを発表しており、今回はその形式要件充足目的となっている。

2019年9月末現在の株主数は1,698名であり、この分売後のみなし株主数では確かに1部要件は達成できる計算となる。

半分以上未達だった時価総額についても、11月に大盤振る舞いな優待新設により40億円はクリアできている。

今期業績は売上高+4%、営業利益-9%と販管費増加などで反落予想であり2Q決算も前期比-11%の減益といまひとつ。

年間配当は未定だが、株式分割を考慮して昨年同等と仮定すると5円で利回りは0.3%ほど。株主優待は3月権利でクオカード3,000円分であり、総合利回りは2.2%ほど。

PER33.5倍、PBR6.94倍の株価水準はやや割高感がある。

株価は8月末を底にして徐々に下値を切り下げ上昇し続けており、現在では2枚近くなっているが過熱感はさほどない。

流動性は十分高く分売数量も発行済株式に対して多すぎないため需給面では心配なく安心して参加しやすい。

1部昇格案件で一定の買い需要も期待でき、これまでもそれなりの利益が出たため今回も安定した利益が出そう。

おそらくは年末最後の分売を締めるにはふさわしい案件となりそうなため、ぜひ参加方向としておきたい。

12/25追記:

発表から20%以上上昇し続けており、3%が霞んで見える割引率で分売価格も前日終値以上なのはいただけない。

とりあえず損はなさそうだが、過去の値決め日に釣り上げた案件はいまひとつな値動きのことが多かった。

下抜けせずに買いの勢いが続くようならいいが、短期的には急騰しすぎもあるため利確タイミングには注意したい。

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