ギフトの立会外分売分析

銘柄名 9279】 ギフト
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は、2018年10月に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東京証券取引所市場第一部への市場変更について具体的に準備を進めております。今回の立会外分売は、その形式要件の充足に向け、株式の分布状況の改善及び流動性向上を図ることを目的として行うものであります。

本立会外分売に関して当社代表取締役社長で主要株主である田川翔が、その保有する当社株式について売却する予定であり、約定結果によっては当社の「主要株主の異動」が発生する可能性があります。

「主要株主の異動」の発生を認識した場合は、速やかにお知らせいたします。

スケジュール

発表日 2019/12/13 (金)
予定期間 2019/12/24 (火) ~ 2019/12/26 (木)
実施日 2019/12/24 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 4,660 円
分売枚数 3,000 枚 前日終値 4,280 円
申込上限 3 枚 分売価格 4,152 円
PER 43.38 倍 割引率 -2.99 %
PBR 29.73 倍 発表日比 -10.90 %

株式情報

発行済株数 4,948,400 株 時価総額 20,546 百万円
浮動株数 321,646 株 浮動株総額 1,335 百万円
分売株数 150,000 株 分売総額 623 百万円
前日出来高 117,300 株 出来高/分売数 78.20 %
対株式数比 3.03 % 浮動株比率 6.50 %
対浮動株比 46.64 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板は150枚、出来高500枚程度と流動性はそれなりにある。

2019年10月に続き2ヶ月ぶり3回目の分売となっている。

分売目的がまだ申請準備開始となっているとおり前回未達だった流通株式数は今回の分売でほぼ基準の2万単位前後にはなるもののまだ少し満たないかもしれない。

前回と違って上限1枚でなくなっていることからすると、おそらくは10月末株主数は充足できたためと思われる。

どちらにしてもあと1回分売をすれば事足りる話なので、その前提で1部申請自体はそろそろできそうな気はする。

今期業績は売上高+30%、営業利益+17%と引き続き好調な予想を見込んでおり、7期連続最高益更新となる。

年間配当は30円で利回りは0.6%ほど。株主優待として4,10月権利で食事優待券3枚の設定がある。

PER32.1倍、PBR6.54倍の株価水準はやや割高感がある。

株価はここ数ヶ月は4,500円前後で安定している。

分売総額7億円規模は少し重いが、年末にかけての市況は好調でこの程度の分売であれば捌けていることから、前回ですら分売価格を下回らなかったならなんとかなりそう。

とはいえ値嵩株は売り物が出やすく安心して参加できる案件とは言いづらいため、最終的には気配次第としたい。

12/23追記:

発表から400円近く売り込まれており、分売価格は過去3ヶ月間の安値以下になっている点については評価できる。

ただ流動性は多少良くなっているがザラバ中の買い板はアルゴの水増しであるためあまり信用はできない。

最近のIPOバブルにみる市況の良さや直近分売がほぼ全て割れてないことを踏まえると意外となんとかなるパターンな気もするためリスクオンで打診程度に参加してもよさそう。

現時点では参加方向の保留ということで、当日朝の市況と板次第での参加判断ということにしたい。

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