フクビ化学工業の立会外分売分析

銘柄名 7871】 フクビ化学工業
市場 東証2部
信用区分 信用
実施目的 一定数量の売却意向があり当社として検討した結果、立会外分売により当社株式の分布状況の改善および流動性の向上を図ることが適切と考えたため

スケジュール

発表日 2019/12/10 (火)
予定期間 2019/12/17 (火) ~ 2019/12/20 (金)
実施日 2019/12/17 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 576 円
分売枚数 1,900 枚 前日終値 562 円
申込上限 10 枚 分売価格 548 円
PER 7.54 倍 割引率 -2.49 %
PBR 3.10 倍 発表日比 -4.86 %

株式情報

発行済株数 20,688,425 株 時価総額 11,337 百万円
浮動株数 1,448,190 株 浮動株総額 794 百万円
分売株数 110,000 株 分売総額 60 百万円
前日出来高 32,000 株 出来高/分売数 29.09 %
対株式数比 0.53 % 浮動株比率 7.00 %
対浮動株比 7.60 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板・出来高ともに150枚程度と流動性はまずまず。

2019年2月以来10ヶ月ぶり2回目の分売実施となっている。

相変わらず形式上は東証1部指定替え基準を満たしているが、特に必要性もないのに分売を実施することからすると前回と同様に単に大株主からの売却目的の可能性が高い。

今期業績は売上高+2%、営業利益-4%を見込んでいるが、2Q時点では前期比-26%の営業減益で下ブレ余地がある。

年間配当は17.5円で利回りは3.2%ほど。株主優待はない。

PER8.07倍、PBR0.37倍の株価水準は割安感がある。

昨年からの長い下落トレンドも9月に500円の底値を付けてから脱しており、現在は600円手前で取引されている。

前回は微益案件だったことを踏まえると数量・株価帯が同じようではおそらく数円抜きがいいとこな結果が目に見える。

指標的には割安なため下値リスクは限定的だが、参加メリットもそれほどなく手間を考えれば見送ってもよさそう。

12/16追記:

発表からいくらか売り込まれており、割引率は渋いものの分売価格は過去2ヶ月間の安値圏なのは評価できる。

いくらか流動性も改善しているためとりあえず損はなさそうだが、かといって利幅もあまり期待できそうにない。

指標的には割安なためすぐに売らずに売り一巡まで持ち越してみるくらいのつもりの方がいいかもしれない。

とりあえず市況と気配次第で打診程度の参加としたい。

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