第一カッター興業の立会外分売分析

銘柄名 1716】 第一カッター興業
市場 東証1部
信用区分 貸借
実施目的 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。

スケジュール

発表日 2019/12/02 (月)
予定期間 2019/12/10 (火) ~ 2019/12/13 (金)
実施日 2019/12/10 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,827 円
分売枚数 1,500 枚 前日終値 1,779 円
申込上限 5 枚 分売価格 1,726 円
PER 19.77 倍 割引率 -2.98 %
PBR 1.16 倍 発表日比 -5.53 %

株式情報

発行済株数 6,000,000 株 時価総額 10,356 百万円
浮動株数 900,000 株 浮動株総額 1,553 百万円
分売株数 200,000 株 分売総額 345 百万円
前日出来高 178,200 株 出来高/分売数 89.10 %
対株式数比 3.33 % 浮動株比率 15.00 %
対浮動株比 22.22 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板は100枚、出来高30枚程度と流動性は低い。

既に東証1部で分売の必要性も薄く、あまり多くない株主数増加も兼ねて大株主からの売却目的だと考えられる。

今期業績は売上高+5%だが、需要一服と人件費増加などの影響を受けて営業利益-2%の減益を見込んでいる。

年間配当は22円で利回りは1.3%ほど。株主優待はない。

PER9.10倍、PBR0.92倍の株価水準は割安感がある。

この1年ほどは1,600-1,900円前後の比較的狭いレンジで取引されており、比較的ボラティリティは低いといえる。

現状での流動性は低いが、東証1部の貸借銘柄ということでほぼ鉄板案件といって差し支えなく一定の空売りが入って株価が売り込まれれば需給面ではほぼ不安はなくなる。

加えて指標的にも割安なことから下値リスクも限定的で何も考えずに安心して参加しやすい案件になりそう。

当日までの流動性改善と空売り増加に期待したい。

12/9追記:

発表日からいくらか売り込まれており、割引率も3%あって分売価格は過去2ヶ月の安値圏なのは評価できる。

空売りも十分に積み上がって流動性は向上しており、値幅も取れて手堅くそれなりの利益の出る案件となりそう。

指標的にも十分割安であることから無理に寄りで売る必要性も薄く、下抜けしなければ引っ張っても面白そう。

スイング目的で数日ほど放置すれば窓開けの1,800円近辺くらいまでの戻りは期待してもいいのかもしれない。

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