レアジョブの立会外分売分析
銘柄名 | 【6096】 レアジョブ |
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市場 | 東証マザーズ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社は更なる社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東京証券取引所市場第一部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めております。
今回の立会外分売は形式基準の充足のために株式の流動性向上及び株主増加並びに株式の分布状況の改善を図るものであります。 |
スケジュール
発表日 | 2019/12/02 (月) |
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予定期間 | 2019/12/10 (火) ~ 2019/12/13 (金) |
実施日 | 2019/12/10 (火) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 2,890 円 |
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分売枚数 | 5,700 枚 | 前日終値 | 2,635 円 |
申込上限 | 1 枚 | 分売価格 | 2,555 円 |
PER | 769.69 倍 | 割引率 | -3.04 % |
PBR | 87.35 倍 | 発表日比 | -11.59 % |
株式情報
発行済株数 | 9,449,200 株 | 時価総額 | 24,143 百万円 |
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浮動株数 | 1,181,150 株 | 浮動株総額 | 3,018 百万円 |
分売株数 | 280,000 株 | 分売総額 | 715 百万円 |
前日出来高 | 618,800 株 | 出来高/分売数 | 221.00 % |
対株式数比 | 2.96 % | 浮動株比率 | 12.50 % |
対浮動株比 | 23.71 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
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評価コメント | ※12月5日基準にて1:2の株式分割が予定されているため、ここに記載する数値はすべて分割後基準とする
板は200枚程度だが出来高4,000枚以上と流動性は高い。 2019年5月に続き半年ぶり2回目の分売実施となっている。 また今回も同様に株式分割の権利日を過ぎてからの分売実施だが、今回は分割後基準で記載されており紛らわしくない。 東証1部への市場変更を目的とした分売だが、利益要件が未達のため早くても来年の有報提出後以降となりそう。 前回の分売で流通株式比率はほぼ充足できているところから、上限1枚ということを踏まえて9月末の株主数もあまり増えていなく株主数増加が主目的の分売と考えられる。 通期業績予想を上方修正しており、今期は売上高+23%、営業利益224%と大幅に増益を見込んでいる。 配当は無配だが、優待として3月権利で自社サービスキャッシュバックチケット(上限10,000円)の設定があり、額面の半額程度で取引されているため利回りは2.0%ほど。 PER115倍、PBR17.5倍の株価水準は高成長を加味しても実態以上に買われすぎており非常に割高といえる。 株価は前回の分売時点からさらに高騰しており、年初からの上昇率は10倍をも軽く超える状態となっている。 特に11月に入ってからは仕手株のような急騰をしており、1日値値動きも10%を超える日もあり手が出しづらい。 分割後といえども値嵩株であることに変わりなく、8億円規模の分売では上値が重くなりそうなため厳しそう。 前回でさえ流動性は十分あったのに同値近辺で寄ったあとは終値まで大陰線でまったく見せ場がなかった。 急騰している分売案件はリスクが高く見合った利益が出ない事が多いので、見送り方向が無難と考えられる。 12/9追記: 発表日から200円近く売り込まれているが、元から急騰している価格帯のため割引率3%でも値ごろ感はない。 流動性は高いがこの手の銘柄はアルゴによる出来高水増しであるため実需の買い板がどこまであるかは疑問。 価格帯や雰囲気などは先日のマーケットエンタープライズに近いところを感じるためある程度は参考になりそう。 上手いこと引っ張れば利益は出る可能性はあるが、やはり前回大幅に割れているとハイリスクで手を出しづらい。 朝の市況と気配次第での参加判断としておくが、やはり下抜けするようであれば早めに見切ることにしたい。 |