大日光・エンジニアリングの立会外分売分析

銘柄名 6635】 大日光・エンジニアリング
市場 JASDAQ
信用区分 信用
実施目的 一定数量の売却意向があり当社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況の改善および流動性向上を目的とするものです。

スケジュール

発表日 2019/11/29 (金)
予定期間 2019/12/06 (金) ~ 2019/12/11 (水)
実施日 2019/12/06 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 708 円
分売枚数 1,300 枚 前日終値 687 円
申込上限 20 枚 分売価格 659 円
PER 8.56 倍 割引率 -4.08 %
PBR 1.18 倍 発表日比 -6.92 %

株式情報

発行済株数 2,700,000 株 時価総額 1,779 百万円
浮動株数 253,800 株 浮動株総額 167 百万円
分売株数 100,000 株 分売総額 66 百万円
前日出来高 200 株 出来高/分売数 0.20 %
対株式数比 3.70 % 浮動株比率 9.40 %
対浮動株比 39.40 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板は20枚、出来高は1桁前後と流動性に乏しい。

典型的なJASDAQ上場の同族会社であり、単純に大株主や関係会社からの売却目的と考えられる。

今期業績は売上高+8%、営業利益+119%と大幅反発を見込んでおり、3Q時点の進捗率は75%と概ね計画通り。

年間配当は20円で利回りは3.0%ほど。株主優待はない。

PER7.87倍、PBR0.71倍の株価水準は一見割安だが連結子会社の火災による受取保険金特益でEPSが嵩増しされているだけであり、経常ベースのPERは22.9倍と市場平均並み。

流動性も加味するとPBRベースでも特段割安とはいえない。

分売数量がごく僅かならなんとかなったかもしれないが、さすがにこれだけの枚数では参加者皆無で売り物が限定的だったとしてもよくて同値近辺がいいところではないか。

意外とバリュー株的な潜在需要があるかもしれないが、一時的な分売価格割れも覚悟の中長期目的でなければ参加メリットは低く見送り方向としておくのが無難と考えられる。

12/5追記:

割引率は4%で分売価格は過去4ヶ月の安値水準になっている点については評価できるが、流動性は改善していない。

比較的安い株価帯のため損失は限定的だが、良くても先日のキムラのように手数料を引いたら利益は数円という状況であり、短期的にはリスクに見合ったメリットはなさそう。

今日の三京化成のように皆が見送れば割れずに済むこともあるが、寄り3分前まで際どい気配だったことを踏まえると同じような考えの参加者が増えると厳しいと思われる。

一方で指標的には十分割安な水準にあることから、中期である程度の数量を仕込みたい場合にはいいかもしれない。

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