マーケットエンタープライズの立会外分売分析

銘柄名 3135】 マーケットエンタープライズ
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は、2015年6月に東京証券取引所マザーズに上場いたしましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として将来的に東京証券取引所市場第一部への市場変更を目指しております。今回の立会外分売は、株式の分布状況の改善および流動性向上を図ることを目的として行うものであります。

スケジュール

発表日 2019/11/20 (水)
予定期間 2019/11/28 (木) ~ 2019/12/05 (木)
実施日 2019/11/28 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 3,390 円
分売枚数 2,400 枚 前日終値 2,920 円
申込上限 5 枚 分売価格 2,847 円
PER 103.60 倍 割引率 -2.50 %
PBR 12.15 倍 発表日比 -16.02 %

株式情報

発行済株数 5,208,400 株 時価総額 14,828 百万円
浮動株数 416,672 株 浮動株総額 1,186 百万円
分売株数 260,400 株 分売総額 741 百万円
前日出来高 453,300 株 出来高/分売数 174.08 %
対株式数比 5.00 % 浮動株比率 8.00 %
対浮動株比 62.50 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板は300枚、出来高1,000枚以上と流動性は非常に高い。

配当は無配で株主優待もなく株主還元策に乏しい。

東証1部への市場変更を目的とした分売となっており、現状では30.6%程度の流通株式比率は分売後は35%を超える。

ただ2019年6月末現在の株主数は1,176名と大幅未達であり、分売後のみなし株主数でもすぐには充足はできない。

その他の要件は問題ないため、株主数次第という状況ではあるが株主優待新設などに期待することにしたい。

今期業績は売上高+18%、営業利益+33%を見込んでおり、1Q時点の進捗率は28%と出足は順調に着地している。

配当は無配で株主優待もなく株主還元策に乏しい。

PER54.9倍、PBR12.8倍の株価水準は非常に割高。

株価は年初の500円から右肩上がりのチャートで7倍近くになっており、75日線がサポートラインになっている。

この価格帯の分売にはあまり良かった試しがなく、運良く寄りで利益が出てもザラバで底抜けの案件がいくつかある。

中期的にはいい押し目になるかもしれないが、9億円規模の分売ではさすがに当日中の上値が重くなることは必至か。

流動性でカバーはできそうだが、あまりがっつり参加とも言いづらく打診程度での参加を検討することにしたい。

11/27追記:

発表日から400円以上売り込まれており、割引率はやや渋いがサポートの75日線付近での値決めとなっている。

出来高は向上しているが、この手はアルゴの水増しの場合が多く寄り前はそれほど板が厚くない事が多い。

やはり値嵩株は売り物が出やすく分売価格前後での寄り付きとなりそうで朝の気配を見るまで油断できない。

配分前も配分後も損失が出そうであれば早期の撤退戦に切り替えるつもりで機動的な対応をすることにしたい。

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