川西倉庫の立会外分売分析

銘柄名 9322】 川西倉庫
市場 東証1部
信用区分 信用
実施目的 一定数量の売却意向があり当社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況の改善および流動性の向上を図るため。

スケジュール

発表日 2019/11/18 (月)
予定期間 2019/11/25 (月) ~ 1970/01/01 (木)
実施日 2019/11/25 (月)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,176 円
分売枚数 2,200 枚 前日終値 1,051 円
申込上限 10 枚 分売価格 1,020 円
PER 29.60 倍 割引率 -2.95 %
PBR 0.63 倍 発表日比 -13.27 %

株式情報

発行済株数 8,258,322 株 時価総額 8,423 百万円
浮動株数 701,957 株 浮動株総額 716 百万円
分売株数 194,400 株 分売総額 198 百万円
前日出来高 50,600 株 出来高/分売数 26.03 %
対株式数比 2.35 % 浮動株比率 8.50 %
対浮動株比 27.69 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板・出来高ともに50枚程度と流動性は低い。

2019年5月以来6ヶ月ぶり3回目の分売実施となっている。

東証1部で特段の分売の必要性もなく、前回同様に退任した元取締役の川西康夫氏からの売却の可能性が高い。

今期業績は売上高+1.3%、営業利益+0.6%と渋い増益予想になっているが、2Q時点で前期比+15%で推移している。

年間配当は12円で利回りは1.1%ほど。優待は3,9月権利でクオカード1,000円分の設定があり、総合利回り3.1%ほど。

PER16.8、PBR0.47倍の株価水準は市場平均並み。

株価は前回の分売日の分売価格から3ヶ月は上値が重く、やっと9月頃から上抜けしてきたのが帳消しになりそう。

前回は10万株の分売ですら捌ききれずにほぼ分売価格を割れていたことを踏まえると2倍の数量では尚更に厳しい。

株主優待狙いで買うにも権利前の時期ならともかく短期的には需給は悪化しそうで特段これといった買い材料がない。

相当流動性が改善したり値決めが有利になったりしない限りは今回も同様に見送り方向とみるのが無難そう。

11/22追記:

発表日以降100円以上売り込まれており、分売価格は過去3ヶ月の安値圏になっている点については評価できる。

ただ流動性はいくらかマシになったとはいっても2倍の分売数量を捌ききれるほどには改善しておらず厳しそう。

前回でさえも値ごろ感で飛びついても数ヶ月浮上しなかったチャートを見ると今回も二の舞になりそうな気がする。

PERでは割安な水準のため多少は割れても気にしない中期目的などでなければ短期的には参加メリットはなさそう。

朝の買い板がそれなりに厚くなければ今回も見送り方向としておくのが無難だと考えられる。

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