メディキットの立会外分売分析

銘柄名 7749】 メディキット
市場 JASDAQ
信用区分 信用
実施目的 一定数量の売却意向があり当社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況の改善および流動性向上を目的 とするものです。

スケジュール

発表日 2019/11/13 (水)
予定期間 2019/11/21 (木) ~ 2019/11/25 (月)
実施日 2019/11/21 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 7,230 円
分売枚数 2,200 枚 前日終値 6,860 円
申込上限 10 枚 分売価格 6,654 円
PER 26.54 倍 割引率 -3.00 %
PBR 1.39 倍 発表日比 -7.97 %

株式情報

発行済株数 9,440,000 株 時価総額 62,814 百万円
浮動株数 358,720 株 浮動株総額 2,387 百万円
分売株数 90,000 株 分売総額 599 百万円
前日出来高 12,100 株 出来高/分売数 13.44 %
対株式数比 0.95 % 浮動株比率 3.80 %
対浮動株比 25.09 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板・出来高ともに30枚程度と流動性に乏しい。

2017年に続き2年ぶり3回目の分売実施となっている。

ずっとJASDAQ上場で本則市場への市場変更の意思はなく、今回も大株主からの売却目的の分売とみられる。

今期業績は売上高+5%、営業利益+5%を見込んでおり、2Q時点では営業利益進捗率55%と順調に推移している。

年間配当は90円で利回りは1.2%ほど。株主優待はない。

PER20.7倍、PBR1.41倍の株価水準は市場平均並み。

株価は長期では下値を切り上げながら上昇し続けており、下値目処は75日線の6,700円前後は意識されそう。

前回よりはいくらかマシにはなっているが、分売株数は少ないもののスカスカな板でこの量を捌けるかは厳しそう。

売り物が1万株足らずでも前回は寄りで分売価格を割れており、利益は出る局面もあったが参加メリットは薄かった。

今回は7,000円台となっているため尚更に値嵩でハイリスクな案件になっており上級者向け案件といえる。

参加者が少なくてなおかつ寄り売りが限定的なら利益は出るかもしれないが、読みが難しく見送りが無難そう。

11/20追記:

発表日から5%近く売り込まれておりこの値幅で3%割引は評価できるが、板の薄さは相変わらずな状態といえる。

これだけ売り込まれていれば一定の反発はあるかもしれないが、短期的な需給面では厳しいと言わざるを得ない。

皆がスルーするような気配であれば同値近辺の寄り付きで利益が出る局面はあるかもしれないが、逆になんとかなりそうであれば売り物が増えて逆に割れる展開が読める。

ハイリスクな案件には変わりないため、損失上等で突撃する覚悟がなければ見送り方向が無難かもしれない。

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