新家工業の立会外分売分析
銘柄名 | 【7305】 新家工業 |
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市場 | 東証1部 |
信用区分 | 貸借 |
実施目的 | 今回の立会外分売は、当社株式の分布状況の改善ならびに流動性向上を図ることを目的として行うものであります。 |
スケジュール
発表日 | 2019/11/12 (火) |
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予定期間 | 2019/11/20 (水) ~ 2019/11/22 (金) |
実施日 | 2019/11/20 (水) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,608 円 |
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分売枚数 | 4,100 枚 | 前日終値 | 1,414 円 |
申込上限 | 50 枚 | 分売価格 | 1,372 円 |
PER | 30.33 倍 | 割引率 | -2.97 % |
PBR | 0.40 倍 | 発表日比 | -14.68 % |
株式情報
発行済株数 | 6,045,326 株 | 時価総額 | 8,294 百万円 |
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浮動株数 | 1,118,385 株 | 浮動株総額 | 1,534 百万円 |
分売株数 | 282,100 株 | 分売総額 | 387 百万円 |
前日出来高 | 207,900 株 | 出来高/分売数 | 73.70 % |
対株式数比 | 4.67 % | 浮動株比率 | 18.50 % |
対浮動株比 | 25.22 % |
参加評価
分売評価 | B | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに数十枚程度と流動性は低い。 既に東証1部で分売の必要性は感じられないが、上限が緩いことや取引先や銀行系の株主が多く昨今流行りの株式持ち合い解消に伴う大株主からの売却目的と考えられる。 11月5日に半期業績を下方修正しており、営業利益は当初予想の30%減と前期比でも-41%の大幅減益になっている。 通期予想は現在のところ据え置いているが、販売価格の是正が進んでいない状況では通期下方修正リスクがある。 年間配当は65円で利回りは4.7%ほど。株主優待はない。 PER6.37倍、PBR0.32倍の株価水準は割安感がある。 指標的には表面上は割安株ではあるが、先行きの不透明さなどから2018年以降は中期的に下落し続けている。 景気敏感株であり前述の通期の業績予想の下方修正リスクも加味するとあまり上値は追いかけにくいところ。 週足でしばらく25日線が天井になっていたが、8月末に底を打ってからはトレンド転換しているように見える。 流動性リスクがあるため放置されているような感じもあるため、分売日当日は意外と実需はあるかもしれない。 心配であれば事前に空売りを入れてヘッジすればいいだけの話であり、分売利益よりもサヤ抜きの方が賢明か。 分売数量は発行済株式の5%近いため短期的には需給は厳しそうだが、貸借銘柄であるため実施までの1週間で空売りが積み上がって需給が改善されることに期待したい。 11/19追記: 発表翌日に大幅に売り込まれており、分売価格も2ヶ月前の安値圏になっている点については評価できる。 買い板もかなり厚くなっており、空売りも積み上がっていることから一定の買い戻し需要は期待できそう。 さらにこの株価水準と配当利回りは魅力で来てもあるため割安株投資家の実需買いもそれなりにあるとみられる。 流動性の改善で分売数量の多さによる懸念はほぼ払拭されたとみて値幅も期待できるためぜひ参加方向としたい。 |