巴川製紙所の立会外分売分析

銘柄名 3878】 巴川製紙所
市場 東証1部
信用区分 貸借
実施目的 当社株式の分布状況の改善及び流動性向上を図るため

スケジュール

発表日 2019/08/27 (火)
予定期間 2019/09/04 (水) ~ 2019/09/11 (水)
実施日 2019/09/04 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 835 円
分売枚数 1,200 枚 前日終値 781 円
申込上限 2 枚 分売価格 761 円
PER 23.55 倍 割引率 -2.56 %
PBR 0.91 倍 発表日比 -8.86 %

株式情報

発行済株数 10,389,406 株 時価総額 7,906 百万円
浮動株数 1,361,012 株 浮動株総額 1,036 百万円
分売株数 57,400 株 分売総額 44 百万円
前日出来高 30,900 株 出来高/分売数 53.83 %
対株式数比 0.55 % 浮動株比率 13.10 %
対浮動株比 4.22 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板・出来高ともに100枚程度と流動性はまずまず。

既に東証1部であり特に分売の必要性は感じられないため、単に大株主からの売却目的であると考えられる。

その割には数日あればザラバで売却できそうな僅かな分売数量のため個人株主増加目的も兼ねているとみられる。

今期業績を8月9日に下方修正して売上高+0%、営業利益-18%と増益から一転して減益に転落してしまっている。

年間配当は25円で利回りは3.0%ほど。株主優待はない。

PER25.6倍、0.83倍の株価水準はPERはやや割高感がある。

株価は直近では800-950円のレンジで取引されているが、中期的には上値を切り下げながら底値を模索している。

板があまり厚くないこともあって時々1日のうちに50円近く動く日があるなどボラティリティが高いといえる。

それほど流動性は高いわけではないが、さすがにこの分売数量で貸借銘柄ならまず利益の出る案件にはなるだろう。

とはいえこの分売枚数ではまず配分は見込めそうにない。

9/3追記:

発表日から50円近く売り込まれており、分売価格は年初来安値価格になっている点については評価できる。

それほど流動性は高いわけではないが、貸借銘柄でこの分売数量であれば売りは十分吸収できるだろう。

このあたりでうまく反転して窓埋め方向に向かえばいいが、9月の中間配当は無配のため下支え材料には乏しい。

少し引っ張ってみても良さそうだが、まださらに下値を模索するようであれば一旦は手仕舞いとしたい。

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