アセンテックの立会外分売分析

銘柄名 3565】 アセンテック
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は、東京証券取引所マザーズ市場に上場しておりますが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、2019年7月12日、東京証券取引所市場第一部への市場変更を申請しております。

今回の立会外分売は、市場第一部への市場変更における形式要件の充足のために株式の流動性向上及び株主数増加並びに株式分布状況の改善を図るものであります。

ただし、何らかの理由で市場第一部の基準を満たさないと判断された場合には、市場第一部指定が認められない可能性があります。

スケジュール

発表日 2019/08/21 (水)
予定期間 2019/08/29 (木) ~ 2019/09/03 (火)
実施日 2019/08/29 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,949 円
分売枚数 2,300 枚 前日終値 1,846 円
申込上限 2 枚 分売価格 1,790 円
PER 53.09 倍 割引率 -3.03 %
PBR 9.81 倍 発表日比 -8.16 %

株式情報

発行済株数 6,632,600 株 時価総額 11,872 百万円
浮動株数 - 株 浮動株総額 - 百万円
分売株数 330,000 株 分売総額 591 百万円
前日出来高 78,900 株 出来高/分売数 23.91 %
対株式数比 4.98 % 浮動株比率 - %
対浮動株比 - %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板は200枚、出来高は100枚程度と流動性はまずまず。

2019年4月以来4ヶ月ぶり2回目の分売実施となっている。

前回は準備中だったが今回は東証1部への市場変更申請済みになっており、遠くないうちに承認されるとみられる。

2019年1月末現在の株主数は1,660名であり、それ以外の形式要件は問題ないため株主数増加目的の分売となっている。

今期業績は売上高+8%、営業利益+11%と4期連続の増収増益を見込んでおり、1Q時点では進捗率34%と順調そう。

年間配当は7円で利回りは0.4%ほど。株主優待はない。

PER38.7倍、PBR8.43倍の株価水準は割高感がある。

株価は1,900-2,200円のレンジで取引されており、75日線が1,900円近辺でサポートされるが値動きが荒い。

やはり今回も発行済株式の5%となると捌きはできるが売り物が一巡するまでは上値の重い展開になりそう。

前回の分売でも同数量で寄りは分売価格+5円で一時ザラ場中で割れていることを踏まえると今回も微妙そう。

流動性が相当向上して買い板が厚くならない限りは見送り方向でも問題なさそうな気がする。

8/28追記:

発表日からは5%近く売り込まれているが、急騰後の下落のため3%の割引率でもあまり値ごろ感はない。

指標的にも割高さが否めず、値嵩というほどではないが売り物が出やすい価格帯のため参加しづらい。

買い板も厚いとはいえない状況でこの分売数量では前回のように同値近辺で損失の可能性も十分になる。

前回よりは上限株数が低くなっていることから売れ残りが発生すればなんとかなるかもしれないが、朝の気配を確認して余程の買い需要がなければ見送り方向が無難そう。

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