ソネット・メディア・ネットワークスの立会外分売分析
銘柄名 | 【6185】 ソネット・メディア・ネットワークス |
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市場 | 東証1部 |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、立会外分売による株式の分布状況の改善および流動性向上を図るため。 |
スケジュール
発表日 | 2019/08/21 (水) |
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予定期間 | 2019/08/28 (水) ~ 2019/08/30 (金) |
実施日 | 2019/08/28 (水) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 708 円 |
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分売枚数 | 6,200 枚 | 前日終値 | 637 円 |
申込上限 | 3 枚 | 分売価格 | 624 円 |
PER | 209.82 倍 | 割引率 | -2.04 % |
PBR | 1.79 倍 | 発表日比 | -11.86 % |
株式情報
発行済株数 | 12,899,684 株 | 時価総額 | 8,049 百万円 |
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浮動株数 | 1,199,671 株 | 浮動株総額 | 749 百万円 |
分売株数 | 332,000 株 | 分売総額 | 207 百万円 |
前日出来高 | 57,600 株 | 出来高/分売数 | 17.35 % |
対株式数比 | 2.57 % | 浮動株比率 | 9.30 % |
対浮動株比 | 27.67 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに200枚程度と流動性はやや高い。 2018年11月以来9ヶ月ぶり2回目の分売実施となっている。 分売数量と完全に一致することから33.2万株を保有している第4位株主の伊藤忠商事からの売却の可能性が高い。 同時に東証1部にしては株主数が多いとはいえないため、株主数増加目的で上限が低いものと考えられる。 今期業績は売上高+7%だが開発負担先行などで営業利益-24%と前期までの成長株としての期待感は剥落している。 配当は無配で優待もなく、株主還元策に乏しい。 PER21.0倍、PBR1.93倍の株価水準は市場平均並み。 株価は1年前に一時3,000円台の大天井を付けてからは一貫して下落傾向にあり天井から株価は1/4以下になっている。 ボラティリティが激しいためか信用買残も未だに30万株近く溜まっており、しこり玉消化まで下値を模索しそう。 普段の出来高の割には分売数量も多く、値幅も考えるとあまり参加メリットがある展開は想定しづらい。 8/27追記: 発表日から1割近く下落しているが、ただでさえ値幅がないのに割引率まで渋いのではいただけない。 前日出来高も分売数量の1割足らずしかなく、この流動性や買い板でこの分売数量を捌くには厳しい状況といえる。 リスクを取って参加するメリットに見合うリターンは見込めなさそうで連日の下落に伴う投げ売りも出やすい状況であるため見送り方向で問題ない案件ではないか。 このような低割引率で完売すると今後も舐められた案件が増えるため、ここは長期的視点を優先したい。 |