イノベーションの立会外分売分析
銘柄名 | 【3970】 イノベーション |
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市場 | 東証マザーズ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 一定数量の売却意向があり、発行会社として検討した結果、立会外分売による株式の分布状況の改善及び流動性向上を図るため。 |
スケジュール
発表日 | 2019/08/16 (金) |
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予定期間 | 2019/08/23 (金) ~ 2019/08/29 (木) |
実施日 | 2019/08/23 (金) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,735 円 |
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分売枚数 | 300 枚 | 前日終値 | 1,560 円 |
申込上限 | 2 枚 | 分売価格 | 1,526 円 |
PER | 99.78 倍 | 割引率 | -2.18 % |
PBR | 6.16 倍 | 発表日比 | -12.05 % |
株式情報
発行済株数 | 1,984,600 株 | 時価総額 | 3,028 百万円 |
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浮動株数 | 331,428 株 | 浮動株総額 | 506 百万円 |
分売株数 | 32,200 株 | 分売総額 | 49 百万円 |
前日出来高 | 98,600 株 | 出来高/分売数 | 306.21 % |
対株式数比 | 1.62 % | 浮動株比率 | 16.70 % |
対浮動株比 | 9.72 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
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評価コメント | 板は100枚程度、出来高1,000枚超と流動性は高いものの急騰前の出来高は100枚もない状況であることには注意したい。 東証マザーズ上場だが利益要件が大幅未達のため東証2部を含めて本則市場への市場変更はまず困難な状況にある。 前期の営業利益は上場期から1/10となっており、株価も見事にほぼ逆テンバガーで上場ゴールと言わざるを得ない。 大株主が直近の急騰で売却したくなったと考えられるが、この出来高ならザラ場で捌けばいいのにと感じるところ。 今期業績は売上高+22%、営業利益203%とやっと反転する見込みで1Q時点の進捗率は68%とかなり調子が良い。 年間配当は無配で株主優待もなく流動性に乏しい。 PER87.8倍、PBR3.45倍の株価水準は割高感がある。 株価は6月頃まで800円前後で取引されていたが、直近決算を材料視してか1,900円に迫る価格で乱高下している。 流動性だけを見れば分売では十分に捌けそうだが、過去の統計上も仕手株案件はリスクが高いため安泰ではない。 この程度のロットを分売で捌きたいということはアルゴが跋扈しているなどザラバは訳ありではないかと察する。 指標的にも中期では持ちづらい水準のため、あとは当日までの値動きと割引率で短期勝負と割り切って検討したい。 8/22追記: 発表日から10%近く下落しての値決めとなっているが、元が急騰局面のため割引率の渋さもあって値ごろ感はない。 下値での値決めであれば分売数量の少なさも相まって鉄板案件だったが、この価格では正直あまり掴みたくはない。 材料株の分売は当日まで需給が読めないため短期的にうまくいけばそこそこ利益も狙えるがリスクもそれなりある。 念のため保守的に朝の気配次第とはしておくが、どうせこの枚数ではまず配分は見込めないので深く考えずに参加してもさほど問題ないと思われる。 |