キャンディルの立会外分売分析

銘柄名 1446】 キャンディル
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は、2018年7月5日に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東京証券取引所市場第一部への市場変更を目指しております。

今回の立会外分売は、その形式基準の充足をはかるとともに、当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図ることを目的として行うものであります。

ただし、形式基準の充足を含め、何らかの理由で市場変更の基準を満たさないと判断された場合には、市場変更が認められない可能性があります。

スケジュール

発表日 2019/08/14 (水)
予定期間 2019/08/22 (木) ~ 2019/08/27 (火)
実施日 2019/08/22 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,446 円
分売枚数 2,800 枚 前日終値 1,529 円
申込上限 60 枚 分売価格 1,499 円
PER 65.03 倍 割引率 -1.96 %
PBR 8.56 倍 発表日比 3.67 %

株式情報

発行済株数 5,151,900 株 時価総額 7,723 百万円
浮動株数 850,064 株 浮動株総額 1,274 百万円
分売株数 200,000 株 分売総額 300 百万円
前日出来高 260,900 株 出来高/分売数 130.45 %
対株式数比 3.88 % 浮動株比率 16.50 %
対浮動株比 23.53 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板・出来高ともに200枚程度と流動性はまずまず。

東証1部への市場変更を目的とした分売となっているが、現時点でも1部指定の形式要件は概ね満たしているといえる。

筆頭株主が新生クレアシオンパートナーズ2号投資事業組合というベンチャーキャピタル(VC)で43.6%を保有しており、おそらくはここからの売却ではないかと考えられる。

VCの性質上どこかでEXITすることが求められるため、東証1部承認と同時に売出など実施しそうな気もする。

8月末基準にて1:2の株式分割を発表している。

今期業績は売上高+10%、営業利益+20%と好調な増益を予想しており、3Q時点での進捗率も74%とほぼ計画通り。

年間配当は分割前11円で利回りは0.7%。優待は9月権利でクオカード3,000円分の設定があり総合利回りは2.8%ほど。

PER35.1倍、PBR2.65倍の株価水準はやや割高感がある。

株価は春先まで1,000円前後だったが、現在は1,500円前後と短期間で1.5倍近くに急騰しており値動きが荒い。

分売数量も流動性や発行済株式数に対して多いため当日は上値の重くなる展開が予想される。

9月の優待権利に向けて売りが一巡すれば買い戻しも期待できるが昨今の市況ではあまり安心もできないところ。

昇格狙い案件としては一定の買い需要は出てきそうだが、あとは当日までの流動性状況などで判断としたい。

8/21追記:

前日にはかなり売り込まれているが、発表後に200円近く上昇してからの下落のため株価に値ごろ感はあまりない。

最終気配も売り気配での約定で終わっているため、買い気配を基準にすると実質的な割引率は1%程度しかない。

流動性は向上しているためなんとかなりそうな気もするが、参加者が多いとあまり利益は見込めないかもしれない。

今回も市況と朝の気配次第での参加判断としたい。

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