弁護士ドットコムの立会外分売分析
銘柄名 | 【6027】 弁護士ドットコム |
---|---|
市場 | 東証マザーズ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社株式の分布状況の改善および流動性向上を図るため |
スケジュール
発表日 | 2019/08/07 (水) |
---|---|
予定期間 | 2019/08/14 (水) ~ 2019/08/21 (水) |
実施日 | 2019/08/14 (水) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 4,600 円 |
---|---|---|---|
分売枚数 | 3,400 枚 | 前日終値 | 4,195 円 |
申込上限 | 60 枚 | 分売価格 | 4,133 円 |
PER | 559.70 倍 | 割引率 | -1.48 % |
PBR | 75.68 倍 | 発表日比 | -10.15 % |
株式情報
発行済株数 | 22,234,500 株 | 時価総額 | 91,895 百万円 |
---|---|---|---|
浮動株数 | 1,178,429 株 | 浮動株総額 | 4,870 百万円 |
分売株数 | 200,000 株 | 分売総額 | 827 百万円 |
前日出来高 | 403,700 株 | 出来高/分売数 | 201.85 % |
対株式数比 | 0.90 % | 浮動株比率 | 5.30 % |
対浮動株比 | 16.97 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
---|---|---|---|
評価コメント | 板は300枚、出来高1,000枚以上と流動性は非常に高い。 2018年11月以来9ヶ月ぶり4回目の分売実施となる。 弁護士という信用ビジネス的には東証1部への市場変更は当然会社としては目指していると思われるが、現状でも流通株式比率が31%程度のため短期的には難しいと思われる。 これまでと同様に1部基準の35%を満たすまでしばらく分売や売出などを行っていくのではないかと考えられる。 今期業績は売上高+37%、営業利益+2%と売上の伸びは凄いが先行投資で利益を伴っていないため期待感だけが先行。 PER274倍、PBR49.2倍の株価水準は異常に割高といえる。 配当・優待ともに設定がなく、株主還元策に乏しい。 株価は3年で10倍近くなっており、目先では5月に5,800円まで上昇してから現在では75日線あたりまで反落している。 流動性は高いが危険性の高い値嵩株案件であり、過去3回とも全て寄りは分売価格近辺でザラ場中には割れている。 引けまで持っていればいずれもプラスではあったが、それなら当日安く仕込めばいいだけであり分売としては微妙。 またこれまで割引率は2%で前回に至っては過去10年ワースト3の1.5%で実施しており、どうせ完売すると舐められている銘柄であるため心象的には売れ残って欲しいところ。 8/13追記: やはり今回も1.5%と渋い割引率での実施となっておりケチな弁護士の入れ知恵と揶揄したい分売案件になっている。 出来高が多いのもアルゴによる自己売買が主体であり過去2回も同等の出来高があったが微妙な結果に終わっている。 ザラ場中はアルゴの買い板で流動性が高いように見えるが寄り前はスカスカのため引けの板は騙しといえる。 どうせ分売価格前後の旨味のない展開になることは目に見えているので、中長期的に見て割引率の低い案件を増やさないためにもせめて我々ができることは値決めや割引率がふざけた銘柄には手出しをしないことではないだろうか。 |