ベクターの立会外分売分析
銘柄名 | 【2656】 ベクター |
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市場 | JASDAQ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社株主より、一定数量の株式を立会外分売により売却したいと申し出があり、発行会社として株式の分布状況の改善および流動性の向上を図られると判断いたしました。 |
スケジュール
発表日 | 2019/07/26 (金) |
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予定期間 | 2019/08/05 (月) ~ 1970/01/01 (木) |
実施日 | 2019/08/05 (月) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 430 円 |
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分売枚数 | 11,300 枚 | 前日終値 | 370 円 |
申込上限 | 100 枚 | 分売価格 | 359 円 |
PER | 642.56 倍 | 割引率 | -2.97 % |
PBR | 4.75 倍 | 発表日比 | -16.51 % |
株式情報
発行済株数 | 14,007,000 株 | 時価総額 | 5,029 百万円 |
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浮動株数 | 2,549,274 株 | 浮動株総額 | 915 百万円 |
分売株数 | 700,300 株 | 分売総額 | 251 百万円 |
前日出来高 | 385,100 株 | 出来高/分売数 | 54.99 % |
対株式数比 | 5.00 % | 浮動株比率 | 18.20 % |
対浮動株比 | 27.47 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに500枚以上と流動性は高い。 昔の分売常連銘柄で2011年以来8年ぶり5回目となる。 主力のオンラインゲーム事業が振るわず7期連続の営業赤字となっており、前期末に事業譲渡したことで売上高は大幅に減少するが今期はやっと黒字転換を予定している。 同日発表の1Q決算ではお荷物が減ってソフトウェア販売が好調だったことにより想定より上ブレして推移している。 ソフトバンクとヤフーが議決権の過半数を有しており、その他は創業社長が11%保有のためいずれかの売却とみられる。 再建中のため年間配当は無配で株主優待もない。 通期業績予想非開示のため2Q予想EPSベースでのPER237倍、PBR4.70倍の株価水準は割高感がある。 株価はここ半年は350-450円のレンジで推移している。 過去の分売は単元1株時代だったため比較にならないが、終値ベースではすべて分売価格を割れている微妙案件。 さらに発行済株式の5%の分売は上値が重くなりそうだが、低位株は出来高が多ければカバーできる場合もある。 あまり参加メリットは乏しそうだが、配分はされやすそうなので当日までの流動性と割引率次第で参加としたい。 8/2追記: 発表日から大幅に売り込まれており分売価格は底値圏に近い350円台での実施となっているのは評価できる。 ただこの価格帯では利幅は期待できず同値~数円抜きができればいいところで無駄骨になるだけの案件になりそう。 リスクは限定的だが参加メリットも少ないので、手数料の安い証券口座から打診程度の参加を検討したい。 |