エスプールの立会外分売分析

銘柄名 2471】 エスプール
市場 東証2部
信用区分 貸借
実施目的 当社は更なる社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的に、東京証券取引所市場第一部指定申請を行っております。

今回の立会外分売は、その形式要件の充足を図るとともに、当社株式の分布状況の改善及び流動性向上を図るために行うものであります。

ただし、何らかの理由で市場第一部指定の基準を満たさないと判断された場合には、市場第一部指定が承認されない可能性があります。

スケジュール

発表日 2019/07/03 (水)
予定期間 2019/07/11 (木) ~ 2019/07/16 (火)
実施日 2019/07/11 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 3,115 円
分売枚数 9,900 枚 前日終値 2,694 円
申込上限 5 枚 分売価格 2,586 円
PER 157.13 倍 割引率 -4.01 %
PBR 19.85 倍 発表日比 -16.98 %

株式情報

発行済株数 15,801,500 株 時価総額 40,863 百万円
浮動株数 1,311,525 株 浮動株総額 3,392 百万円
分売株数 460,000 株 分売総額 1,190 百万円
前日出来高 894,200 株 出来高/分売数 194.39 %
対株式数比 2.91 % 浮動株比率 8.30 %
対浮動株比 35.07 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板は300枚、出来高は1,000枚以上と流動性は高い。

2019年1月以来半年ぶり3回目の分売実施となっている。

前回の分売で79万株の分売が33万株と盛大に売れ残ったため、残りの46万株を今回分売する形になったとみられる。

おそらく今回も社長からの株式売却ではないか。

前回は形式要件の充足を目的としていない旨の記載があったが今度は逆にその目的となっているのも面白いところ。

年明けにJASDAQから東証本則市場への市場変更を予定していたが、惜しくも時価総額要件により2部指定となっている。

これで1部要件は概ね問題なさそうに見えるので、そう遠くないうちには1部指定替えされるのではないだろうか。

今期業績は売上高+15%、営業利益+28%と引き続き高成長を維持しており、2Q決算は上方修正して着地している。

同時点での営業利益進捗率は60%で会社予想は据え置いているが、このまま推移するのであれば上振れ余地はある。

年間配当は10円で利回りは0.4%ほど。株主優待はない。

PER50.3倍、PBR16.7倍の株価水準は割高感がある。

前回は分売数量が発行済株式の5%と過大だったため売れ残ったおかげでなんとか寄りでは利益の出る展開となった。

今回は貸借銘柄に指定されているためそこまで需給面での不安もなくこの流動性ならなんとか捌けるのではないか。

ただ以前より株価は倍近くになって悩ましい値嵩株といえる株価帯になっているため安心して参加はできない。

空売りが積み上がって買い板が厚くなることに期待したい。

7/10追記:

発表日から400円近く売り込まれているものの、前回売れ残ったためか4%割引というのは誠意があるといえる。

流動性は十分に高く空売りも先週末の信用残も加味して総合的に判断するとそこそこは入っているとみられる。

分売総額12億円規模はやや重いが、これだけ流動性が高いのであればなんとか利益は出るのではないか。

ただ値動きが荒いため浮動株がこれだけ増加すると当日中は上値が重くなるかもしれないので売り時は注意したい。

よほど市況が悪化などしなければ参加方向で良さそうだが、念のため当日朝の気配は確認前提とはしておきたい。

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