神姫バスの立会外分売分析
銘柄名 | 【9083】 神姫バス |
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市場 | 東証2部 |
信用区分 | 貸借 |
実施目的 | 当社は、昭和36年10月に大阪証券取引所(現東京証券取引所)市場第二部に上場しましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として東京証券取引所市場第一部指定を目指しております。
今回の立会外分売は、市場第一部指定における形式要件である株式の流動性向上を図るために行うものであります。 ただし、形式要件の充足を含め、何らかの理由で市場第一部の基準を満たさないと判断された場合には、市場第一部指定が認められない可能性があります。 |
スケジュール
発表日 | 2019/06/26 (水) |
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予定期間 | 2019/07/05 (金) ~ 2019/07/11 (木) |
実施日 | 2019/07/05 (金) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 3,660 円 |
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分売枚数 | 900 枚 | 前日終値 | 3,510 円 |
申込上限 | 10 枚 | 分売価格 | 3,379 円 |
PER | 43.32 倍 | 割引率 | -3.73 % |
PBR | 2.79 倍 | 発表日比 | -7.68 % |
株式情報
発行済株数 | 6,172,000 株 | 時価総額 | 20,855 百万円 |
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浮動株数 | 3,511,868 株 | 浮動株総額 | 11,867 百万円 |
分売株数 | 39,000 株 | 分売総額 | 132 百万円 |
前日出来高 | 45,300 株 | 出来高/分売数 | 116.15 % |
対株式数比 | 0.63 % | 浮動株比率 | 56.90 % |
対浮動株比 | 1.11 % |
参加評価
分売評価 | A | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに30枚程度と流動性に乏しい。 2019年3月以来3ヶ月ぶり2回目の分売実施となっている。 前回に引き続き東証1部への指定替えを目的とした分売となっており、なんとか満たしているが心許ない月平均売買高:200単位の底上げが主目的だと考えられる。 今期業績は人件費・燃料費高騰などで減益だった前期からは持ち直して売上高+0%、営業利益+5%を見込んでいる。 年間配当は35円で利回りは0.9%ほど。株主優待としてバス割引券や自社サービス券の設定があり、換金価値では3,000円相当とした場合の総合利回りは1.9%ほどとなる。 PER11.7倍、PBR0.47倍の株価水準はやや割安感がある。 株価は板が飛び飛びで連続性は薄いが、3,500±200円くらいの比較的狭いレンジで取引されている。 前回は売り禁だったため参加判断が悩ましい案件だったが、10年以上続いた売り禁も3月末で解除になっている。 当日までに再度売り禁にならなければ分売数量も非常に少なく需給面で不安もないため逆に結構な利益が狙えそう。 当日までに流動性が改善して空売りが積み上がっていれば、なかなかのプラチナチケットになるかもしれない。 7/4追記: 発表日からは200円近く下落しており、売り込まれているにも関わらず割引率も3%を上回っているのは好感できる。 分売価格は過去4ヶ月の安値圏であり参加しやすい。 前回のような急騰後の値決めと違って今回はしっかり事前に空売り入って出来高もかなり増加している。 サラバの値動きを見ても3,500円以下では拾われる傾向にあって買い板も十分厚いため利益が期待できそう。 前回の分売数量の半分以下で売りが一巡するまではさほど要しないためしばらく持ち越してみても面白そう。 久々に利幅の取れそうな好案件だが、まず配分は困難か。 |