アイルの立会外分売分析

板は500枚、出来高2,000枚以上と流動性は非常に高い。

分売発表と同時に7月2日付けでの東証1部昇格を発表しており、2019年1月現在1,919名の株主数も分売後のみなし株主数で1部要件は充足できる形となっている。

今期業績は売上高+11％、営業利益+76％と急成長を遂げており、3Q決算と同日に通期予想を上方修正している。

年間配当は12円で利回りは0.8％ほど。株主優待はない。

PER29.3倍、PBR7.52倍の株価水準はやや割高感がある。

株価は6月はじめに3Q決算を好感して100円以上窓を空けて上昇しており、現在は1,300-1,500円近辺で値動きは荒い。

流動性は文句ないため分売自体はなんとかなりそうだが、これで1部昇格決定済みなら出尽くしで買い材料に乏しく分売日以降の株価推移についてはあまり期待できそうにない。

とりあえず参加方針とはしておくが、あまり過熱感が出るようであれば慎重に判断することにしたい。

6/24追記：

発表日から上昇しており分売価格も前日安値よりは高いため値ごろ感のある価格とはいえない状況になっている。

出来高はそこそこあるが、ザラ場中のアルゴの出来高水増し要素が大きいためあまり安心はできないところ。

とりあえず打診程度に参加方針とはしておくが、最近は寄りで分売数量の半分近い売り物が出ることを踏まえると、それほど利益が出るかどうかはまだ断定できない。