川西倉庫の立会外分売分析

銘柄名 9322】 川西倉庫
市場 東証1部
信用区分 信用
実施目的 一定数量の売却意向があり当社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況の改善および流動性の向上を図るため。

スケジュール

発表日 2019/05/20 (月)
予定期間 2019/05/27 (月) ~ 2019/05/31 (金)
実施日 2019/05/27 (月)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,187 円
分売枚数 2,100 枚 前日終値 1,088 円
申込上限 10 枚 分売価格 1,056 円
PER 19.19 倍 割引率 -2.94 %
PBR 2.02 倍 発表日比 -11.04 %

株式情報

発行済株数 8,258,322 株 時価総額 8,721 百万円
浮動株数 710,216 株 浮動株総額 750 百万円
分売株数 100,000 株 分売総額 106 百万円
前日出来高 15,300 株 出来高/分売数 15.30 %
対株式数比 1.21 % 浮動株比率 8.60 %
対浮動株比 14.08 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板は30枚程度、出来高10枚程度と流動性に乏しい。

2016年3月以来、3年ぶり2回目の分売実施となっている。

一応東証1部ではあるが10万株を市場で捌けないために分売を実施するほどの流動性のためこれで多少マシになるか。

今期業績は売上高+1.3%、営業利益+0.6%と渋い増益予想になっているがこれで5期連続の増益となる見込み。

年間配当は12円で利回りは1.1%ほど。優待は3,9月権利でクオカード1,000円分の設定があり、総合利回り3.0%ほど。

PER17.5、PBR0.49倍の株価水準は市場平均並み。

株価は4月頃から上値を切り下げて下落傾向にあり、1,200円を割れてほぼ年初来安値近辺で取引されている。

前回より株数は半分以下ではあるが、発表日時点で最良気配値が20円近く離れている板の薄さでは厳しそう。

仮に利益が出ても数円程度であり、分売価格を割れるリスクの方が大きいため不参加でも問題ないのではないか。

5/24追記:

発表日からは100円近く下落しているが、流動性はほとんど改善しておらず買い板も飛び飛びな状況にある。

この状態では10万株の分売を捌くには厳しい状況であり、売れ残りか売り物が少なくなければ分売価格を割れそう。

よほど朝の気配が良くなければ見送りで問題なさそう。

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