ニーズウェルの立会外分売分析

銘柄名 3992】 ニーズウェル
市場 東証2部
信用区分 貸借
実施目的 当社は当社株式の東京証券取引所市場第一部銘柄指定の申請を行っております。

今回の立会外分売は当社株式の分布状況の改善及び株式の流動性向上を図るために行うものであります。

ただし、何らかの事情により東京証券取引所市場第一部銘柄指定の基準を満たさないと判断された場合には、市場第一部銘柄指定は承認されない可能性があります。

スケジュール

発表日 2019/05/14 (火)
予定期間 2019/05/31 (金) ~ 2019/06/06 (木)
実施日 2019/05/31 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 634 円
分売枚数 5,600 枚 前日終値 558 円
申込上限 2 枚 分売価格 547 円
PER 12.82 倍 割引率 -1.97 %
PBR 3.18 倍 発表日比 -13.72 %

株式情報

発行済株数 8,456,400 株 時価総額 4,626 百万円
浮動株数 1,420,675 株 浮動株総額 777 百万円
分売株数 380,500 株 分売総額 208 百万円
前日出来高 207,000 株 出来高/分売数 54.40 %
対株式数比 4.50 % 浮動株比率 16.80 %
対浮動株比 26.78 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板は150枚、出来高500枚以上と流動性はやや高い。

2018年5月以来1年ぶり2回目の分売実施となっている。

分売目的のとおり東証1部への市場変更申請を行っており、その形式要件を充足させるための分売となっている。

前回はJASDAQ上場だったため直接1部には時価総額の壁があり厳しかったが、一旦2部に移れば現状でクリアしている。

といっても時価総額55億円程度では巷で話題の1部要件の厳格化からはどちらにしろ外れそうなので、1部上場したところで企業価値を上げなければまた2部降格になりそう。

残るは株主数だけで2018年9月末現在で1,791名のため、3月の株主数次第ではあるが分売後のみなし株主数ではどちらにしても充足はできるため大きな問題はないとみられる。

今期業績は売上高+11%、営業利益+9%と小幅増益を見込んでおり、2Q時点の進捗率は51%と概ね計画通りといえる。

年間配当は14円で利回りは2.5%ほど。株主優待はない。

PER13.3倍、PBR1.33倍の株価水準は市場平均並み。

株価は現在600-700円のレンジで取引されているが、直近安値は年末と年明けに付けた470円近辺が意識されそう。

前回の分売は半分の分売数量の割には1日中分売価格近辺で見せ場のない案件だったが、今回は貸借銘柄になっていることから需給面での不安はなく利益は出やすいのではないか。

当日までに空売りが溜まって流動性が向上することと手頃な株価になることに期待したい。

5/30追記:

発表日から1割以上売り込まれて分売価格は直近2ヶ月の安値圏ではあるが、割引率が2%と渋くサヤが少ない。

流動性は十分に向上しており、値ごろ感のある株価なため投げ売りは出にくいものの利幅は限定的とみられる。

基本的には参加方向でよさそうだが、手数料を引いたら微益が出ればいいところなので期待はしないでおきたい。

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