IPSの立会外分売分析

銘柄名 4390】 IPS
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は、2018年6月に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東京証券取引所市場第一部への市場変更申請について具体的に準備を進めております。

今回の立会外分売は、その形式要件の充足をはかるとともに、当社株式の分布状況の改善及び流動性向上を図ることを目的として行うものであります。

スケジュール

発表日 2019/05/10 (金)
予定期間 2019/05/21 (火) ~ 2019/05/24 (金)
実施日 2019/05/21 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,390 円
分売枚数 1,700 枚 前日終値 1,160 円
申込上限 1 枚 分売価格 1,125 円
PER 38.29 倍 割引率 -3.02 %
PBR 7.32 倍 発表日比 -19.06 %

株式情報

発行済株数 12,200,000 株 時価総額 13,725 百万円
浮動株数 1,293,200 株 浮動株総額 1,455 百万円
分売株数 100,000 株 分売総額 113 百万円
前日出来高 516,200 株 出来高/分売数 516.20 %
対株式数比 0.82 % 浮動株比率 10.60 %
対浮動株比 7.73 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板は300枚、出来高1500枚程度と流動性は高い。

分売目的のとおり東証1部への指定替えを目的とした分売になっており、株主数以外の要件は概ね満たしている。

2018年9月末現在の株主数は974名のため、3月末の株主数次第ではあるが分売後の株主数が2,200名を満たしているようであれば1年ルールも勘案して遠くないうちに承認されそう

今期業績は売上高+21%、営業利益+27%と引き続き堅調な増収増益を見込んでいる。

年間配当は無配で株主優待もなく、株主還元策に乏しい。

PER21.4倍、PBR4.39倍の株価水準は市場平均並み。

株価はここ半年ほどは1,100-1,500円のレンジで取引されており比較的ボラティリティは低いように感じる。

流動性の割には分売数量は多くなく、買い板もそれなりに厚いためこの数量であれば売り需要は吸収できそう。

ある程度は利益の出そうな案件になりそうなので、あまり過熱感が出なければ基本的には参加方向としたい。

5/20追記:

発表日からは大きく売り込まれており、200円以上値を下げて分売価格は年初来安値以下なのは評価できる。

少し割高感のあった株価も現値では十分に買える水準であり、テクニカル的にもほぼ底値圏といっていい。

流動性も高くなっており、分売数量は過大感もなく売りが一巡すれば数日内に1,200円程度の戻りは期待したい。

現時点では先物が少し下落傾向にあるため注意は必要だが、下値リスクも限定的で一定の利益は確保できそう。

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