ヴィスコ・テクノロジーズの立会外分売分析

銘柄名 6698】 ヴィスコ・テクノロジーズ
市場 東証2部
信用区分 信用
実施目的 当社は、2018年12月に東京証券取引所JASDAQ市場から同取引所市場第二部へ市場変更いたしましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として東京証券取引所市場第一部への市場変更申請を今期(2020年3月期)中に行う旨の決議をしております。

今回の立会外分売は、東証市場第一部への市場変更における形式要件である株主数の充足を図るとともに、当社株式の分布状況の改善および流動性の向上を図ることを目的として行うものであります。

ただし、形式要件の充足を含め、何らかの理由で東証市場第一部への市場変更の基準を満たさないと判断された場合には、東証一部指定が承認されない可能性があります。

スケジュール

発表日 2019/05/10 (金)
予定期間 2019/05/27 (月) ~ 2019/05/29 (水)
実施日 2019/05/27 (月)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,913 円
分売枚数 1,800 枚 前日終値 1,446 円
申込上限 5 枚 分売価格 1,410 円
PER 32.65 倍 割引率 -2.49 %
PBR 5.28 倍 発表日比 -26.29 %

株式情報

発行済株数 6,322,400 株 時価総額 8,915 百万円
浮動株数 1,852,463 株 浮動株総額 2,612 百万円
分売株数 172,000 株 分売総額 243 百万円
前日出来高 105,100 株 出来高/分売数 61.10 %
対株式数比 2.72 % 浮動株比率 29.30 %
対浮動株比 9.28 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板・出来高ともに150枚程度と流動性はまずまず。

分売目的のとおり東証1部への市場変更を目的とした分売実施となっているが条件的には既に問題ないようにみえる。

株主数も2018年9月現在で2,797名であり、おそらく3月末基準の株主数が心許なかったためではないか。

今期業績は売上高+8%、営業利益+8%見込んでおり、これで6期連続の増収増益で安定的な成長を遂げている。

年間配当は未定だが、前期同等と仮定すると6.25円で利回りは0.3%ほど。株主優待もなく株主還元は低い。

PER31.0倍、PBR5.15倍の株価水準はやや割高感がある。

株価は年末の暴落で1,100円台を付けてから年明けに倍の2,200円台を付けるなどボラティリティの高い状況といえる。

短期的には三角持ち合いのような値動きになってるが、今回の決算と1部材料でどう動くのかを見極めたい。

買い板も厚くなくこの流動性では短期的な参加者が多ければ分売価格同値近辺がいいところかもしれない。

もう少し流動性が改善されることに期待したい。

5/24追記:

発表日からは400円以上も下落しているにも関わらず素直に実施している点については評価できる。

出来高は増加しているため流動性だけで見れば捌けそうな感じもするが、ザラバの買い板については大半がアルゴの見せ板で実需があまり入ってないような印象を受ける。

おそらくは短期参加者が多ければ先日のスタジオアタオのように同値近辺か分売価格割れも十分ありそう。

現時点では打診程度の参加としておくが、朝の気配でも買い需要が少なければ取り消し前提で行動したい。

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