アセンテックの立会外分売分析
銘柄名 | 【3565】 アセンテック |
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市場 | 東証マザーズ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社は、東京証券取引所マザーズ市場に上場しておりますが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として東京証券取引所市場第一部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めております。
今回の立会外分売は、市場第一部への市場変更における形式要件の充足のために株式の流動性向上及び株主数増加並びに株式分布状況の改善を図るものであります。 |
スケジュール
発表日 | 2019/04/15 (月) |
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予定期間 | 2019/04/23 (火) ~ 2019/04/26 (金) |
実施日 | 2019/04/23 (火) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,715 円 |
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分売枚数 | 7,000 枚 | 前日終値 | 1,678 円 |
申込上限 | 4 枚 | 分売価格 | 1,627 円 |
PER | 52.04 倍 | 割引率 | -3.04 % |
PBR | 9.24 倍 | 発表日比 | -5.13 % |
株式情報
発行済株数 | 6,626,400 株 | 時価総額 | 10,781 百万円 |
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浮動株数 | - 株 | 浮動株総額 | - 百万円 |
分売株数 | 330,000 株 | 分売総額 | 537 百万円 |
前日出来高 | 69,400 株 | 出来高/分売数 | 21.03 % |
対株式数比 | 4.98 % | 浮動株比率 | - % |
対浮動株比 | - % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 板は600枚、出来高300枚ほどと流動性はやや高い。 2017年4月に東証マザーズに上場しており、東証1部への指定替えを目的とした分売実施となっている。 現状では2月の株式分割などで形式要件は概ね満たしており、 直近の株主数は情報がないため不明だが、2018年1月末現在では2,429名のためその後減っているようであればこちらの充足目的がメインではないかと考えられる。 年間配当は7円で利回りは0.4%ほど。株主優待はない。 PER38.5倍、PBR7.67倍の株価水準はやや割高感がある。 株価は1,500-2,000円のレンジで取引されているが、1ヶ月の値幅が300円近くあり方向感が掴みづらいところ。 流動性はあるが、やはり発行済株式数の5%の分売は荷が重く当日は上値の重い展開になるような気がする。 類似案件では昨年末のグローバル・リンク、エンカレッジなどが近いがいずれも始値では分売価格を割れている。 PR TIMESは売れ残ったからこそ寄りでは利益は出たが、ザラ場や終値では分売価格を割り込んでいる。 売れ残れば利益は出るかもしれないが、流動性がかなり改善して下値での値決めでなければ微妙かもしれない。 4/22追記: 分売発表以降には1部昇格材料などで急騰してから反落しているが、株価は安値圏とはいえずまだ下値余地がある。 流動性も大して改善しておらず板も薄い状況であることから、発行済株式の5%の分売を捌き切るには厳しそう。 この状況では売れ残りが発生して寄り売りが少なく、なおかつ短期参加者が少なく中期的な買い需要が相当あるなどでなければ同値近辺か分売割れの可能性もある。 1部昇格狙いで中期保有したい場合でも分売参加をせずにザラバ中の安い場所で買いを入れれば十分ではないか。 |