USEN-NEXT HOLDINGSの立会外分売分析
銘柄名 | 【9418】 USEN-NEXT HOLDINGS |
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市場 | 東証1部 |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社株式の分布状況改善及び流動性の向上を図ることを目的としております。 |
スケジュール
発表日 | 2019/04/10 (水) |
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予定期間 | 2019/04/18 (木) ~ 2019/04/22 (月) |
実施日 | 2019/04/18 (木) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 910 円 |
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分売枚数 | 27,000 枚 | 前日終値 | 833 円 |
申込上限 | 100 枚 | 分売価格 | 812 円 |
PER | 52.44 倍 | 割引率 | -2.52 % |
PBR | 5.82 倍 | 発表日比 | -10.77 % |
株式情報
発行済株数 | 60,063,011 株 | 時価総額 | 48,771 百万円 |
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浮動株数 | 1,141,197 株 | 浮動株総額 | 927 百万円 |
分売株数 | 1,500,000 株 | 分売総額 | 1,218 百万円 |
前日出来高 | 708,400 株 | 出来高/分売数 | 47.23 % |
対株式数比 | 2.50 % | 浮動株比率 | 1.90 % |
対浮動株比 | 131.44 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 板は800枚、出来高500枚程度と流動性は高い。 2015年11月以来、3年ぶり2回目の分売実施となっている。 既に東証1部に上場しており分売の必要性も特に感じられず、単に大株主による売却ではないかと考えられる。 社長とその法人でなければ3位株主の光通信あたりか。 前期は変則決算のため業績予想は単純比較できない。 ここ数年は無配だったが同日に増配を発表しており、年間配当は5円で利回りは0.6%ほど。株主優待として自社サービス優待等があり、換金価値は2,000円程度。 PER16.2倍、PBR3.26倍の株価水準はPER基準では市場平均並みだが、PBR基準だと若干の割高感がある。 株価は昨年8月頃の1,800円台からは半年足らずで半値近くなっており、25,75日移動平均線ともに下向いている。 復配発表で底入れすればいいが、右肩下がりのチャートでは持ち越しづらく当日の売り圧力にもなりやすい。 現状では固定株が9割近くを締めているため、ここに発行済株式数の2.5%の分売でも需給インパクトは大きい。 手の出しやすい株価帯ではあるが、さすがにこの株数では需給悪化は必至で上値の重い展開になりそうな気がする。 まだ売れ残りであればなんとかなる可能性もあるが、上限株数が100枚ではほぼ完売で売り物が出やすいと思われる。 類似案件ではアイモバイル、イマジカ・ロボットHD、アルバイトタイムスなど見ると手数料を引いたら同値程度か。 参加をするにしても同日朝の気配次第で相当な買い需要がない限りは見送り方向が無難だと考えられる。 4/17追記: 発表日以降には大きく売り込まれており、分売価格は年初来安値以下になっている点については評価できる。 出来高についてはかなり増加しており、この流動性であれば寄りでは意外となんとかなる可能性もある。 とはいえ前回も半分の株数で寄りは分売価格同値で当日中はまったく見せ場がなかったことを踏まえると、参加者が増えるとザラ場中では分売価格割れの可能性も十分ある。 リンクバルのように朝の気配で相当な買い需要があれば、打診程度では参加してみるのもいいかもしれない。 |