エヌリンクスの立会外分売分析

銘柄名 6578】 エヌリンクス
市場 JASDAQ
信用区分 信用
実施目的 当社は、本日の開示資料「東京証券取引所市場第二部への上場市場変更承認に関するお知らせ」に記載のとおり、株式会社東京証券取引所の承認を受け、平成31年3月8日をもって、東京証券取引所JASDAQ市場から同取引所市場第二部へ市場変更することになりました。

今回の立会外分売は、市場第二部への市場変更における形式要件(流通株式比率)の充足を図るとともに、当社株式の分布状況の改善および流動性の向上を図ることを目的として行うものです。

スケジュール

発表日 2019/02/15 (金)
予定期間 2019/03/04 (月) ~ 2019/03/07 (木)
実施日 2019/03/04 (月)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 633 円
分売枚数 3,000 枚 前日終値 559 円
申込上限 8 枚 分売価格 542 円
PER 18.50 倍 割引率 -3.04 %
PBR 6.32 倍 発表日比 -14.38 %

株式情報

発行済株数 7,083,600 株 時価総額 3,839 百万円
浮動株数 595,022 株 浮動株総額 323 百万円
分売株数 192,000 株 分売総額 104 百万円
前日出来高 201,000 株 出来高/分売数 104.69 %
対株式数比 2.71 % 浮動株比率 8.40 %
対浮動株比 32.27 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

※2月末日基準にて1:3の株式分割が予定されているため、ここに記載されている数値はすべて分割後基準で記載する

板・出来高ともに50枚程度と流動性は低い。

2018年10月に続き5ヶ月ぶり3回目の分売となっている。

前回の分売評価にて予測した通り、前回の分売後でも27.5%程度と僅かに不足していた流通株式比率は今回で30%を満たせるため、東証2部への市場変更承認条件での分売となった。

今期業績は売上高+22%、営業利益+11%を見込んでいるが、3Q時点での営業利益進捗率は既に98%となっており、前期の同時期の動向から比較しても通期業績は保守的すぎる会社予想をほぼ確実に上回って着地する可能性が高い。

年間配当は分割後換算4円で利回りは0.7%ほど。

株主優待は特に設定されていない。

PER15.9倍、PBR2.84倍の株価は市場平均並みだが、来期の業績予想次第では成長株の割には割安さもある。

流動性が相変わらずのため年末の暴落時には一時1,200円台まで下落してから好決算を受けて倍の株価まで戻しているなど乱高下が激しく株価には方向感が見えない。

これまでの分売で浮動株が発行済株式の7.5%増加している割には改善されてるとは言いづらい状況になっている。

過去2回の分売ともに損失の発生した案件で、特に前回に関しては市況の影響もあるが分売値-5%の時間帯もあった。

さすがに今回は株式分割で手頃な株価帯になるため以前のような損失率になることは想定しづらいが、なんとなく過去にケチがついた銘柄は心理的に手を出しづらいところ。

リスクとリターンを比較しても当日朝の気配が余程良くない限りは見送り方針でもいいのではないか。

3/1追記:

発表日からは1割以上下落しての値決めとなっており、分売価格は1ヶ月ぶりの安値水準なのは評価できる。

株式分割によって手頃な株価になったおかげで流動性も改善しており、これならなんとか捌けそうな感じがする。

ただチャート的には1月に空けた窓を埋める方向で下抜けする可能性もあってあまり下値不安がないとも言いづらい。

利幅もあまり取れそうにないことから一応朝の気配を確認してそれなりに買い需要があれば参加としておく。

なんとなく過去の実績からして利益が出るかどうかはあまり期待しないようにしておきたい。

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