システムインテグレータの立会外分売分析

銘柄名 3826】 システムインテグレータ
市場 東証1部
信用区分 貸借
実施目的 当社株式の流動性向上及び分布状況の改善を図るため。

スケジュール

発表日 2019/02/14 (木)
予定期間 2019/02/21 (木) ~ 2019/02/26 (火)
実施日 2019/02/21 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 813 円
分売枚数 7,800 枚 前日終値 688 円
申込上限 100 枚 分売価格 668 円
PER 59.87 倍 割引率 -2.91 %
PBR 7.99 倍 発表日比 -17.84 %

株式情報

発行済株数 11,078,400 株 時価総額 7,400 百万円
浮動株数 2,282,150 株 浮動株総額 1,524 百万円
分売株数 500,000 株 分売総額 334 百万円
前日出来高 700,300 株 出来高/分売数 140.06 %
対株式数比 4.51 % 浮動株比率 20.60 %
対浮動株比 21.91 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板・出来高ともに500枚以上と流動性は高い

2013年11月以来5年ぶり3回目の分売実施となっている。

既に東証1部で特に分売実施の必要性はなさそうだが、株数からすると社長夫妻または専務の保有株売却とみられる。

今期業績は売上高+6%、営業利益+1%の渋い増益予想となっているが、3Qの前年同期比+47%となっていることからしても会社予想は保守的すぎて上ブレする公算が大きい。

年間配当は14円で利回りは2.1%ほど。株主優待として長期保有限定だが8月権利で新潟県産コシヒカリの設定がある。

PER14.3倍、PBR4.71倍の株価水準はPER基準では市場平均並みだがPBR基準では少し割高感がある。

株価は2018年10月にかけて年初から3倍になっており、その後は下落し続けて天井から半値近くになってしまっている。

短期的には利益は出るかもしれないが、発行済株式の4.5%の分売では当面の上値は重くなりそうな気がする。

貸借銘柄で数量・株価帯の類似案件だとアイフィスジャパンやデザインワン・ジャパンのように若干の利益は出るが一時分売価格割れの展開もありこの辺りが参考になりそう。

あまり利益は期待できないが、当日までにそれなりに空売りが溜まっているようなら打診程度に参加としたい。

2/20追記:

発表日から-15%近くまで売り込まれているにも関わらず素直に3%近い割引率で実施している点は評価できる。

分売価格も年初来安値以下で値ごろ感のある株価であるため、ある程度は利益の出る案件になりそう。

ただ空売りの入りで言えばあと一歩欲しかった点と分売数量の多さから上値は重くなりそうな気もする。

とはいえ下値リスクは限定的で寄りで割れることはまずなさそうなので、とりあえず参加方針としたい。

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