日伝の立会外分売分析

銘柄名 9902】 日伝
市場 東証1部
信用区分 貸借
実施目的 一定数量の売却意向があり当社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況改善及び流動性向上をはかるため。

スケジュール

発表日 2019/02/12 (火)
予定期間 2019/02/19 (火) ~ 2019/02/22 (金)
実施日 2019/02/19 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,560 円
分売枚数 3,500 枚 前日終値 1,514 円
申込上限 5 枚 分売価格 1,477 円
PER 12.82 倍 割引率 -2.44 %
PBR 2.36 倍 発表日比 -5.32 %

株式情報

発行済株数 31,886,000 株 時価総額 47,096 百万円
浮動株数 1,753,730 株 浮動株総額 2,590 百万円
分売株数 200,000 株 分売総額 295 百万円
前日出来高 181,100 株 出来高/分売数 90.55 %
対株式数比 0.63 % 浮動株比率 5.50 %
対浮動株比 11.40 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板・出来高ともに150枚程度と流動性はまずまず。

2018年2月に続き1年ぶり2回目の分売実施となっている。

既に東証1部で分売の必要性も特に感じられず、前回と同様に大株主による保有株式の売却目的とみられる。

今期業績は売上高+5%、営業利益+4%と渋い微増予想になっており、3Q時点の営業利益進捗率は82%と概ね順調そう。

年間配当は期末一括40円配で利回りは2.6%ほど。

株主優待として3月権利でクオカード1,000円分、9月権利で100株の場合は1,500円相当の讃岐うどんの設定がある。

PER10.6倍、PBR0.64倍の株価水準はやや割安感がある。

株価は2年前に上昇しすぎた反動か2018年中は一貫して下落基調にあって、75日線の下にいることの多い展開だった。

一応昨年末の暴落で1,500円割れからの反発はしているが、上値の重い展開が続いており底を打ったとは言い難い。

しかしながらこの水準であれば短期的には底値圏ではあるので、分売案件としては比較的参加しやすい。

貸借銘柄で分売数量にも過大感はないので、実施日までに空売りの積み上がりと流動性の改善に期待したい。

2/18追記:

前日比プラス引けと渋い割引率で分売価格にあまりお得感はないが節目の1,500円以下のため悪い案件ではない。

板はあまり厚いとはいえないが出来高は増加しており、空売りも分売数量に対して十分に入っている。

貸借銘柄で前日に踏み上げるような銘柄は翌日も強いパターンが多く、今回も手堅く安定した利益が出そう。

テクニカル的にもほぼ底値圏であり、指標的な割安さもあることから下抜けしなければ持ち越しても面白そう。

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