エスプールの立会外分売分析
銘柄名 | 【2471】 エスプール |
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市場 | JASDAQ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社株式の分布状況の改善及び流動性向上を図るために行うものであります。
(市場変更における形式基準の充足を図ることを目的としたものではありません。) |
スケジュール
発表日 | 2019/01/11 (金) |
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予定期間 | 2019/01/29 (火) ~ 2019/02/01 (金) |
実施日 | 2019/01/29 (火) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,699 円 |
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分売枚数 | 7,200 枚 | 前日終値 | 1,615 円 |
申込上限 | 5 枚 | 分売価格 | 1,567 円 |
PER | 36.27 倍 | 割引率 | -2.97 % |
PBR | 20.03 倍 | 発表日比 | -7.77 % |
株式情報
発行済株数 | 15,780,500 株 | 時価総額 | 24,728 百万円 |
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浮動株数 | 1,325,562 株 | 浮動株総額 | 2,077 百万円 |
分売株数 | 789,000 株 | 分売総額 | 1,236 百万円 |
前日出来高 | 817,400 株 | 出来高/分売数 | 103.60 % |
対株式数比 | 5.00 % | 浮動株比率 | 8.40 % |
対浮動株比 | 59.52 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 現在はJASDAQに上場しており本則市場への市場変更申請も既に行っている旨の記載がある。 現状でも概ね条件は満たしているが、JASDAQから1部への市場変更の場合は時価総額250億円が必要となる。 一応なんとか上回ってはいるものの、年末の株安状態では水面下だったことを踏まえると果たしてこの状況で東証が1部指定するのだろうかという問題が気になる。 2部指定であればほぼ大丈夫そうだが、1部指定は今回の決算発表を受けての当面の時価総額次第ではなかろうか。 ひとつ不思議なのは分売目的で形式要件の充足を目的としていない旨の記載に前例がなく意図を図りかねるところ。 それならば分売をする必要もないということであり、会社関係者ではない株主からの売却と言いたいのだろうか。 今期業績は当初予想から上振れして着地しており、来期も売上高+15%、営業利益+28%と成長性を維持する見込み。 年間配当は10円で利回りは0.5%ほど。株主優待はない。 PER30.5倍、PBR12.2倍の株価水準はやや割高感がある。 普段の出来高や板と比べると発行済株式の5%の分売数量を一度に放出するのはさすがに需給悪化は避けられない。 基本的には見送りが無難そうだが、類似案件では昨年のJESHDが評価の高い成長株で当日は意外高だったことを踏まえると短期参加者が少なければなんとかなるかもしれない。 まだ実施まで日数があるので流動性と分売価格次第ではあるが、状況次第では打診程度の参加もいいかもしれない。 1/28追記: 分売発表後一時2,000円超えの水準まで上昇してからまた元の価格帯まで往って来いと非常にボラが激しい。 ただ前日にやや釣り上がっている状態のため、分売価格は安値より高い水準というのはあまりただけない。 この分売株数を敬遠して参加者が少なく売れ残りになる可能性もあり、その場合は逆に利益の出る展開もありえる。 見送り方向とはするが、参加するにしても当日朝の買い需要がそれなりにあることを確認してからが無難ではないか。 |